日本工作機械工業会が9日発表した9月の工作機械受注額(速報値)は前年同月比6.3%減の1006億3600万円と、17カ月連続で前年同月を下回った。海外での受注額は12カ月連続の減少。自動車向けなどを中心に北米が好調を持続したが、中国の失速が響いた。国内は35.9%増の421億2100万円と3カ月連続のプラスで、リーマン・ショック後では最高額となった。
海外での受注額は23.4%減の585億1500万円だったが、北米は航空機向けなどの需要も拡大基調で、欧州も回復傾向にある。「米国では建設機械やエネルギー関連向けも伸びている」(DMG森精機)という。
国内が400億円を超すのは2011年6月以来。9月は受注額が増える傾向にあるが、円安による製造業の収益回復を追い風に設備投資意欲が高まっている。同工業会は「10月は反動で受注額が落ちるかもしれないが、その後も回復は続くだろう」とみる。
日本工作機械工業会、受注額
日経平均(円) | 14,037.84 | +143.23 | 9日 大引 |
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ユーロ/円 | 131.57 - .62 | -0.08円高 | 10日 3:46 |
長期金利(%) | 0.650 | ±0.000 | 9日 17:30 |
NY原油(ドル) | 103.49 | +0.46 | 8日 終値 |
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