８月の独鉱工業生産は1.4％増、予想上回る－ユーロ圏回復で

　　10月９日（ブルームバーグ）：ドイツの８月の鉱工業生産は予想を上回る伸びとなった。同国経済がユーロ圏の景気回復から恩恵を受けている兆候が強まった。

独経済技術省が９日発表した８月の鉱工業生産 指数は前月比1.4％上昇。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト43人の予想中央値は１％上昇だった。前年同月比（営業日数調整後）では0.3％上昇した。

７月の指数は前月比1.1％低下、前年同月比では1.7％低下にそれぞれ上方修正された。

ＩＮＧグループのエコノミスト、カルステン・ブルゼスキ氏（ブリュッセル在勤）は、「短期的にはドイツ産業の見通しは引き続き明るい。鉱工業生産は最近の在庫減少や今年前半に増えた新規受注からさらに恩恵を受けるだろう」と述べた上で、「長期的に完全回復するには一段の刺激が必要だ」と付け加えた。

発表によれば、８月の製造業生産は前月比2.1％増、投資財は4.4％増えた。一方、建設業は1.9％減少と、前月の2.7％増から下向きになった。エネルギーの生産は0.2％減った。

原題：German Industrial Production Rises in Sign of SustainedRecovery（抜粋）

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更新日時: 2013/10/09 20:18 JST