元女子大生から依頼され、タイから拳銃を密輸したとして、銃刀法違反の罪などに問われた無職富川晶宏被告（３６）に対し、大阪地裁は８日、懲役３年（求刑懲役４年）の判決を言い渡した。

　富川被告は１９７０年代の人気時代劇「子連れ狼」の映画版で主人公の子「大五郎」役を演じた元俳優。

　判決理由で水島和男裁判長は「計画的で危険な犯行。被告はタイで拳銃を調達し、共犯者に密輸方法を教示するなどしており、犯行を主導した」と指摘した。

　判決によると、富川被告は昨年６月、名古屋芸術大の元女子大生（２２＝執行猶予付き有罪確定）からインターネットを通じて依頼を受け、タイで拳銃を入手。２人は共謀し拳銃と実弾４発をパソコンケースに隠し、国際宅配貨物で名古屋市内の元女子大生方に発送、同月２２日に関西空港に到着させて密輸した。

　富川被告は軍隊の装備品の収集・販売を行っており、代金として約１０５万円を受け取った。元女子大生は拳銃入手の動機を「自殺のため」と供述していたという。

http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/f-et-tp0-050208-0013.html

「銃刀規制の被害者」カテゴリの最新記事