社会

糸魚川市で全国初の「10月の猛暑日」
(新潟県)
 台風24号は9日午前、日本海で温帯低気圧に変わった。南から温かい空気が入り、糸魚川市では、10月としては全国の観測史上初めて気温が35度を超える「猛暑日」となった。

 台風24号は9日午前9時、能登沖で温帯低気圧に変わった。温帯低気圧に向かって南から温かい空気が流れ込む「フェーン現象」により、県内はこの時期としては記録的な暑さになった。糸魚川市では午後2時前に35.1度を観測。全国の観測史上初めて「10月の猛暑日」となったほか、上越市大潟で34.5度、柏崎市で33.8度を観測した。
 台風から変わった温帯低気圧の影響で、県内では午後から風が強くなっている。新潟市西蒲区巻で最大瞬間風速30.5メートルを観測するなど、海岸平野部を中心に非常に強い風が吹いている。
 この強い風でJRの在来線は運休が相次ぎ、信越本線や越後線などは一部の区間で運転を見合わせている。また、佐渡汽船の新潟〜両津航路は、カーフェリー、ジェットフォイルとも午後4時以降の全便欠航が決まっている。
 県内は夜のはじめまで海上を中心に非常に強い風が吹く見込みで、最大瞬間風速は、佐渡で陸上・海上でともに35メートル、上中下越で陸上が30メートル、海上が35メートルと予想されている。
[ 10/9 18:58 テレビ新潟]