Home > ニュース > 最新ニュース |
|
| 新韓金融持株会社の株主総会であいさつする鄭進中央団長 | 羅應燦会長を再選
前年比で17・4%の増加
純益1兆8327億ウォン
【ソウル】新韓金融持株会社は20日、ソウルの新韓銀行本店で定期株主総会を開き、羅應燦会長、李仁鎬社長を再選した。74・08%の株主が出席。2006年度業績は、前年度比17・4%増の1兆8327億ウォンの純利益をあげ、3期連続の過去最高となった。
06年の韓国経済は急激なウォン高や民間消費の不振などで成長が鈍化したため、金融機関の競争は激しいものとなった。そのような中で銀行、証券、生命保険、カード、キャピタルなど13社から構成される新韓グループは前年比17・4%増の1兆8327億ウォンの純益をあげる健闘ぶりを見せた。
銀行以外の証券や保険、カードなどの純益が5124億ウォンと前年比で163%の大幅な増加を実現し、総合金融グループとしての均衡化を推進した。グループの総資産は06年末現在で前年比11・7%増の216兆ウォンとなった。新韓銀行の自己資本比率も12%に増加し、資本基盤の充実化を図っている。
業績好調の主な要因として、06年4月に朝興銀行との統合新韓銀行がスタートし、生産性や競争力を一段と向上させた。また、韓国屈指のカード事業者であるLGカードの買収は収益源の多角化とともに、総合金融グループとしての均衡化を促した。
羅会長は「韓国で最も長い歴史を持つ朝興銀行との統合、韓国第一のカード会社であるLGカードの買収成功、最も先進的な電算システムの構築などにより3年連続して過去最高の成果を挙げることができた」と説明し、「株主の全的な支援、とりわけ在日同胞株主の変わらぬ協力に感謝する」と謝意を述べた。
民団中央本部の鄭進団長は「ソウルに来るたびにあちこちで新韓グループの看板を目にし、発展する姿を実感する。1982年にスタートした新韓銀行は在日同胞の熱い祖国愛が結集したもので、在日同胞株主の全的支援により発展してきた。一丸となって大幅な収益を達成した役職員の努力に感謝したい」と祝辞を述べた。
新韓金融グループの07年戦略として、▽金融業界の規制緩和に対応したシェア拡大▽資本市場の急変に対応した複合金融商品の開発向上▽買収によるシナジ−効果で営業強化▽統廃合による生産性と効率性の向上−−などを推進していく。
■□
新韓金融持株会社株 みずほが追加取得
みずほコーポレート銀行はこのほど、新韓金融持株会社株290万株(発行済み株式数の約0・76%)を追加取得した。
昨年、みずほが新韓金融持ち株会社に100億円出資したほか、新韓金融の株式を取得した。これによりみずほの持ち株比率は約1・25%に増えた。
(2007.3.28 民団新聞)
|
|
|
|