- [PR]
できごと
橋下市長ピンチ! 維新議長の不信任に公明同調 他会派と溝深まり、改革険しく
2013.9.26 22:13
(1/3ページ)
大阪市議会で26日、大阪維新の会所属の美延映夫(みのべ・てるお)議長(52)の不信任決議案が公明、自民、民主系会派から議員提案され、3会派の賛成多数で可決された。美延氏の政治資金パーティーで市立高校吹奏楽部の演奏が行われたことが火種となったが、これまで維新代表の橋下徹大阪市長と対立してきた自民や民主系に加え、維新と協調路線を取ってきた公明も維新側を追い込んだ形。決議に法的拘束力はないが、維新と公明の間でくっきり浮かんだ溝は、橋下市長の目指す大阪都構想や市政改革の実現に影を落とす。
崩れぬ共闘
「議長に対する不信任決議案を議題といたします」。午後5時前、予定より3時間近く遅れて始まった本会議。議長室にこもる美延氏に代わり、公明の副議長が議長席から告げた。
議長、副議長を除く84議員が次々と賛成の白い票、反対の青い票を投じた後、副議長は「賛成44票、反対40票」と可決を宣言した。賛成票数は、市議会第2~4会派の公明、自民、民主系の合計議席数とぴたり一致した。
大阪市議会で議長不信任決議案が可決されたのは、地方自治法が施行された昭和22年以降初めて。本会議が休憩に入ると、橋下市長は感情を押し殺すように無表情で議場を後にした。
関連ニュース
- [PR]
- [PR]