京都市、ゴミ処理施設プラントを完成させられなかった住友重機に対し契約解除を通告
ストーリー by hylom
ものがでかいと後処理も大変に 部門より
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あるAnonymous Coward 曰く、
京都市のごみ焼却灰溶融施設の建設において設計ミスなどのトラブルが相次いだため、担当していた住友重機械工業に対し契約解除を通告していたそうだ(MSN産経ニュース、ダイヤモンドオンライン)。
京都市はゴミ最終処分場(埋立地)の延命を目的としたゴミ焼却灰加熱圧縮固化プラントを住重に発注していたが、施設排水から基準値を大幅に上回るダイオキシンが検出されるなどのトラブルが続発、そのため2010年5月31日の引き渡し日に引き渡しを行うことができなかったという。そのため、同社は6月1日より京都市に対し毎日約200万円の遅延損害金を払い続ける自体になったが、それでもトラブルは収束しなかったため、京都市は引き渡し期限を2013年8月31日に再設定、トラブル解決を図った。しかし、2013年6月の試運転で溶融炉内にダストが詰まるトラブルが発生して工事は中断。これらを踏まえ、京都市は住友重機に対し契約解除を通告、プラントの解体・撤去を求めたという。また、損害賠償請求についても検討しているそうだ。
住友重機側はこれに対し「契約解除は受け入れられない」と主張するものの、現在化学薬品などの撤去作業が行われているという。
最近は情報システムでは似た話はいくつかあるが、ゴミ処理プラントの一部ともなると撤去もただでは済まない。タレコミ者としては、このあと誰がこの仕事を再受注するのかに興味がある。
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