リーゼントボクサーとして人気上昇中の和気慎吾=東京都板橋区大山の古口ジムで(山崎照朝撮影)
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東京・後楽園ホールで14日に行われるボクシングの東洋太平洋スーパーバンタム級タイトル戦で、“リーゼントボクサー”の王者和気慎吾(26)が同級1位ジュンリエル・ラモナル(24)=フィリピン=と2度目の防衛戦を行う。東京都板橋区にある古口(こぐち)ジムから初の世界王者にと期待されている。
東武東上線の大山駅から徒歩5分、川越街道近くにある古口ジム。リーゼントボクサーは、そこで汗を流している。
「中学時代に『ビー・バップ・ハイスクール』(リーゼントのツッパリ高校生を描いた漫画)に刺激されて、いつかやってやろうと思っていた」という和気。中学1年の時、けんかに強くなりたくて近所にできたジムに通い始めた。高校時代はインターハイ6位。それを見た古口哲会長が「井岡一翔に負けないほど目立っていて、ボクシングに華がある」と、プロ入りを誘った。
念願のリーゼントボクサーになったのは、デビュー16戦目。「プロとして何かインパクトがほしかった。効果は抜群で、ファンが増えた」という。“リーゼントボクサー”の愛称もすっかり定着した。その勢いはリングにも表れ、今年3月には小国以載(VADY)を10回終了TKOで破って東洋王座を獲得。6月の初防衛もKOで飾った。現在世界ランクはWBA7位、WBC9位。ファンから「来年は世界」の声も挙がる。
今回の相手、ラモナルは強打が武器のファイター。和気は強打を警戒するが「油断しなければ大丈夫」とキッパリ。KOで世界を強烈アピールする。 (山崎照朝)
◆古口ジム 栃木・作新学院高−日大時代に現在も最多記録であるアマ61連勝を成し遂げ、プロ引退後は協栄で鬼塚勝也のトレーナーとして世界王座獲得に貢献した古口哲(さとし)会長が、96年に設立。所在地は板橋区大山金井町53の10。
▼和気慎吾(わけ・しんご) 1987(昭和62)年7月21日、岡山市生まれの26歳。174センチ。スーパーバンタム級。けんかに強くなりたくて岡山・御南中1年時にボクシングを始め、2006年10月プロデビュー。左ボクサーファイター。14勝7KO4敗2分け。
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