読解力・数学力・情報技術(IT)を活用した問題解決能力で、韓国の若い世代は経済協力開発機構(OECD)加盟国で最高レベルであることが分かった。特に、韓国の若い世代のITを活用した問題解決能力は1位だった。
OECDが2011年から昨年にかけて加盟国23カ国に住む満16-65歳の15万7000人を対象に調査したところ、韓国の16-24歳のITを活用した問題解決能力は1位、読解力は4位、数学力は5位だったという。
しかし、韓国人全体(満16-65歳)の能力はOECDの平均レベルだった。読解力はOECD平均に相当する273点で、チェコ・カナダ・イギリスなどとほぼ同じ。順位では11位だった。数学力とITを活用した問題解決能力は平均よりやや低く15位だった。
若い世代が高い点数を取りながら、韓国人全体の点数が平均レベルだったのは、高齢者層の点数が低かったからだ。特に満55-65歳のITを活用した問題解決能力はOECD最下位圏だった。このため、韓国は世代により能力差が最も大きい国ということが明らかになった。