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オックスフォード大が漢方研究
10月9日 8時32分

オックスフォード大が漢方研究
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漢方薬がどのようにして人体に効果をもたらすのか、その全容を解明しようと、イギリスのオックスフォード大学と日本の医薬品メーカーが共同研究に乗り出すことになり、将来はアルツハイマー病などに効く新しい漢方薬の開発も目指すとしています。

これは、医療分野で世界でも最高水準の研究を行っているオックスフォード大学と、漢方薬を製造している日本の医薬品メーカー「ツムラ」が8日、ロンドンで記者会見を開いて明らかにしたものです。
それによりますと、植物や鉱物などを組み合わせて作られる漢方薬は、それぞれの成分が人体にどのような効果をもたらすのか、その全容は解明されていません。
このため両者は共同で研究を行い、漢方薬の成分一つ一つを科学的に分析して効果が出る仕組みを解明し、将来的には、まだ特効薬が見つかっていないがんやアルツハイマー病などに効く新しい漢方薬の開発を目指すということです。
研究に参加するオックスフォード大学のデニス・ノーブル教授は、「高齢化が進む日本やイギリス、アメリカなどで複雑な病気に苦しむ人たちを助けたい」と述べました。
従来、漢方薬をはじめとする東洋医学は欧米では異端視されがちでしたが、近年はその効果が注目され始めていて、ツムラは、知名度の高いオックスフォード大学と共に本格的な研究に乗り出すことで、欧米の医療現場でも漢方薬が広まることを期待しています。

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