3Dレーダー探査システム GeoScope MK W (NETIS登録申請中)

3Dレーダーシステムとは

3D-cube.jpg

地中レーダー(Ground Penetrating Rader:GPR)は土

層や地質、空洞・変状の地下情報をする装置です。

なかでも3Dレーダーシステムは進行方向(縦断面)、横断方向(横断面)、水平断面(深度断面)の3断面を高速かつ高精度に測定することで、より詳細なデータを短時間にかつ正確に把握することが可能です。

  また解析によって得られたデータと地質データや地形情報を

 平面図や断面図に反映させることで、現場での活用効率が向上されます。

 

 地中レーダーが多用される理由

 

 ◯非破壊検査技術

  非掘削・非破壊で地下構造、地下情報が取得可能

 ◯探査速度

  短時間に多くの有益な情報を取得可能。

 ◯探査精度

  目的とする地下の情報を正確に把握できる。

 

 3Dレーダーの適用分野


 ◯ 道路路盤・路床の問題箇所の抽出

   ・道路下の地下空洞、路盤等の異常箇所の探査

   ・維持管理、修復のためのデータ収集

 

空港測定.jpg

  <適用範囲>

     道路・高速道路・高規格道路  

    橋梁・トンネル

    港湾施設      

    鉄道バラスト  

    空港の滑走路、誘導路

    河川堤防、海岸堤防  など

 

  上記以外にも様々なシチュエーションにも対応いたします。 

 

3Dレーダー測定の業務内容

業務内容.jpg

測定によって得られたデータと既存データや周辺の地形・地質状況など総合的に判断することで、より正確な情報提供をいたします。

3Dレーダー測定事例

道路インフラ調査

   老朽下水管の破損等や舗装面の劣化が原因で発生する空洞を発見し、道路陥没を未然に防ぎます。

 特に降雪の多い地域での融雪期の道路地盤状況調査や陥没を引き起こす空洞調査に効果を発揮します。


    <路面下空洞調査>

測定事例<空洞>.png

 

 

   <道路構造の変状調査>

 道路変状(解析画面).png

 

 

   <道路舗装厚調査>

舗装構造調査.png

 

港湾施設空洞化調査

  港湾施設は潮の干満の影響と鋼矢板の損傷や目地部の劣化などにより裏込土の吸出しが発生し、護岸の舗装下に大規模な空洞が発生する場合があります。本技術は港湾施設における陥没箇所の早期の発見に役立ちます。

  <港湾施設空洞調査>港湾空洞箇所.png

 

 

橋梁床版調査 

 橋梁の老朽化に伴い全国各地で橋梁長寿命化計画が策定され、長期的な点検・補修が行われていま 

 す。その中でも目視点検では発見が難しいとされる層間剥離や床版の土砂化などの測定を行います。

 これにより重要性が高い部分から補修・修繕を実施することできるだけでなく、維持管理や工事費

 のコスト削減にもつながります。

 

   <橋梁床版測定例>

橋梁床版.png

 

  <ボックスカルバート>

   図1.png

GeoScope MKWの特徴

ステップ式周波数技術

 ◯ 低周波数帯から高周波数帯までを高速で切り替えるため、高探査深度と高分解能を実現。

   従来のパルス型センサーでは補うことが難しかった周波数域もカバーします。

 ◯ 最大7.5cmグリッドでの測定、分析が可能 測定条件等により異なります。



ステップ周波数.jpg

ステップ周波数1−2.jpg

 

空気結合型アンテナ

 ◯ 地盤に接触することなく測定が可能。DSCF3743.JPG

   時速60km/h(高速道路 80km/h)での測定が可能となり、

   交通規制をかけることなく測定をいたします。※車載での測定の場合

 ◯ 凹凸のある路面での測定にも対応 

 

リアルタイム3次元データ処理 

 ◯ リアルタイムで走行方向・横断方向・水平方向を表示

3断面表示.jpg

 

 現場状況に応じたアンテナ選択

 ◯  アンテナ幅2.1m(25ch)と0.9m(9ch)の選択が可能。様々な測定状況にも対応します。  

DSCF3699.JPG

2.1m測定状況

0.9m測定状況.jpg0.9m測定状況

北海道建設新聞に掲載されました。

弊社の「3Dレーダー GeoScopeW」が北海道建設新聞に掲載されました。

掲載された記事はこちら からご覧いただけます。

   2013年8月 

   2012年10月

道路舗装下の背面空洞、港湾空洞調査など様々なシチュエーションにも対応いたします。

 

まずはお問い合わせください。

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