個人というものは〔←Any one of individual:かなり無茶な意訳〕、上に列挙した類のパースペクティブのうち、そのいくつかから構成されており、ある状況にそのうちの何れか一つを選択する。事実、ひとたびその状況に置かれれば、当の個人は自分が持っている種々のパースペクティブを変化させることが出来るし、他者たちの相互作用において、自らが当初抱いていたパースペクティブが現在進行形の形で〔→刻一刻と〕変化している、という実感さえ得ること出来る。人は一日のうちに、学生になったり、娘、母親、芸術家、アジア人、アメリカ人、ユダヤ人、生物学者、社会学者、マルクス主義者、パーソニアンになったりするかも知れない。〔それぞれの人間になることで〕、その各々のパースペクティブから異なった世界が見えるだろうし、旧知の事柄に対する新しいまなざしも開けるだろう。
http://web-beta.archive.org/liveweb/http://megalodon.jp/2013-0804-1746-03/web-beta.archive.org/liveweb/http://archive.is/Hgvhg