9月の米中小企業楽観度指数は低下=NFIB
[ワシントン 8日 ロイター] - 米中小企業の業界団体、全米独立事業者協会(NFIB)が8日発表した9月の中小企業楽観度指数は93.9と、前月から0.2ポイント低下した。事業主の間で短期的な景気見通しへの懸念が強まったことを反映した。
ただ、販売動向や事業拡張をめぐっては、楽観的な見方が継続していることを示唆した。
NFIBは声明で「政府機関の閉鎖が差し迫っていたことが景気見通しへの重しとなった可能性がある」と指摘。「今後は、閉鎖がどの程度の期間継続するか、与野党がいつ合意にこぎ着けるかが焦点となってくる」とした。
9月統計のデータは、予算協議決裂を受け政府機関が一部閉鎖される前日の9月30日にかけ集計された。
8月の統計については、算出に3月のデータが誤って使用されたとし、前回発表の94.0から94.1に訂正した。
9月の総合指数は低下したものの、指数構成項目のうち、販売や設備投資など5項目が上昇。また、事業拡張に適切な時期との回答や、欠員募集で適切な人材を見つけることが困難との回答も増えた。
売上高に関し楽観的な見方が示される半面、利益については弱気な見方が示された。向こう6カ月間の業況期待は低下した。
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