どうしんウェブ 北海道新聞

  • PR

  • PR

道内

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

この風船届くと…泊原発で事故なら汚染 市民団体が1000個飛ばす

(10/08 13:12)

対岸に泊原発を望む会場から一斉に舞い上げられた風船(舘山国敏撮影)

  • 動画ニュースへ
  • 写真ニュースへ

 【岩内】北海道電力泊原発(後志管内泊村)の再稼働に反対する市民団体などが5日、原発の対岸にある同管内岩内町の岩内港から風船千個を飛ばす「泊原発風船プロジェクト」を行った。事故時に放射性物質がどこまで飛散するか広く知らせることが狙いで、風船につけたはがきを拾った人に、日時と場所を報告してもらう。

 北海道平和運動フォーラムなどでつくる実行委が同日岩内町で行った原発反対集会の中で実施。道内外から集まった約1500人(主催者発表)が、原発から約5キロ離れた岩内港から色とりどりの風船を空に放った。

 はがきを見つけた人から寄せられたデータは、後日公開する。こうした調査は1989年の泊原発の運転開始以降初めて。これにさかのぼる83年には、地元の市民団体が泊原発の建設予定地で同様に風船を飛ばし、最も遠くでは約190キロ離れた上川管内和寒町で回収された記録がある。

 反対集会では、北大名誉教授の小野有五さんが「北海道の未来のため、私たちの世代で泊の廃炉を決めよう」と声を上げた。

【関連記事】

このページの先頭へ