英9月住宅価格指数は11年ぶり高水準、予想上回る+54=RICS
[ロンドン 8日 ロイター] - 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)が8日発表した調査結果によると、9月の英住宅価格指数(季節調整済み)はプラス54で、2002年の年央以来11年ぶりの高水準となった。ロイター調査によるアナリスト予想のプラス45も大きく上回った。
同時に8月の指数もプラス40からプラス41に上方修正された。
住宅価格はイングランド北東部を除く全ての地域で上昇。向こう12カ月では2.6%上昇すると見込まれている。
不動産鑑定士1人当たりの9月までの3カ月間における平均住宅販売件数は18.7件。歴史的に見れば依然として低水準だが、2009年終盤以来の高水準となる。
RICSグローバル・レジデンシャル・ディレクターのピーター・ボルトン・キング氏は、「国内全ての地域で市場が回復し始めている」と指摘。供給が需要に追い付いていないとして、「この不均衡が、特に人気の地域で今後数カ月における一段の価格上昇圧力につながりそうだ」と述べた。
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