Updated: Tokyo  2013/10/09 03:49  |  New York  2013/10/08 14:49  |  London  2013/10/08 19:49
 

8月のドイツ製造業受注、前月比0.3%減-予想外の悪化

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  10月8日(ブルームバーグ):ドイツの8月の製造業受注は予想に反して前月から減少した。ユーロ圏の景気回復が脆弱(ぜいじゃく)だとする欧州中央銀行(ECB)の見方を裏付けた。

独経済技術省が8日発表した8月の製造業受注 指数は前月比0.3%低下。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト40人の予想中央値は1.1%上昇だった。前年同月比(営業日数調整後)では3.1%上昇した。

7月の指数は前月比1.9%低下、前年同月比では2.3%上昇にそれぞれ上方修正された。

ドイツ連邦銀行(中央銀行)は先月、同国経済は「異例に好調な」消費環境に支えられているものの、7-9月(第3四半期)の成長は鈍化したとの認識を示した。最大の貿易パートナーであるユーロ圏で失業率が過去最悪に近い水準にあるほか、米国では連邦政府機関の一部閉鎖が続いており、これらが逆風となっている。

ABNアムロ銀行のエコノミスト、アリン・スハウリング氏(アムステルダム在勤)は「ドイツが世界貿易から受ける恩恵が他国より少し高くても、成長回復は基本的に緩慢だろう」とし、「米政府機関閉鎖などの影響で先行きは穏やかではないかもしれないが、ドイツ景気を妨げることにはならないだろう。今年後半の世界経済は加速の方向だ」と語った。

この日の発表によれば、8月の国内受注は前月比2.2%増加。外需は2.1%減った。

原題:German Factory Orders Unexpectedly Decline Amid UnevenRecovery(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:フランクフルト Jeff Black jblack25@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Craig Stirling cstirling1@bloomberg.net

更新日時: 2013/10/08 19:44 JST

 
 
 
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