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プーチン大統領 領土交渉前進に意欲
10月9日 0時45分

ロシアのプーチン大統領は訪問先のインドネシアで、「日本との平和条約締結に向けて作業をする条件ができつつある」と述べ、領土交渉を前進させることに意欲を示しました。

ロシアのプーチン大統領は8日、インドネシアのバリ島でAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席したあと、会見しました。
プーチン大統領は7日、安倍総理大臣と、ことし4回目となる首脳会談を行い、これについてロシア側の記者が質問したところ、「日ロ両国は間違いなく良好な関係にある」と述べ、エネルギーを中心に多くの分野で経済協力が進んでいると評価しました。
そのうえで「平和条約締結に向けて、ただ夢みるだけでなく、現実的な計画に基づいて作業をする条件ができつつある」と述べ、北方領土問題の解決に向けた交渉を前進させることに意欲を示しました。
そして「平和条約の締結に近づくためには、互いに敵視するのではなく、友人として見ることが必要で、日本となら必ずできる」と述べました。
7日に61歳の誕生日を迎えたプーチン大統領は、安倍総理大臣から贈られたという日本酒をモスクワへ持ち帰ると述べるなど良好な関係をアピールしていました。

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