たいこまつり

 

日本人は古来、太鼓を打つことで、息災と豊穣を神様にお祈りしてきました。
そして現在、太鼓のお祭りを神宮の神様に奉納します。
全国各地の太鼓打ちが、日本人のこころのふるさと伊勢に集い、
感謝と畏敬の想いと日々の鍛錬で高めた技で打ち込みます。

 

日時/平成25年10月26日(土) 10時~19時 ・ 27日(日)  10時~17時
場所/伊勢内宮前おかげ横丁一帯(雨天時一部内容変更あり)
入場/無料
出演/(予定:北から紹介)
愛宕陣太鼓連響風組(福島県)、高野右吉と秩父社中(埼玉県)、大江戸助六太鼓(東京都)、八丈太鼓の会(東京都)、三宅島芸能同志会(東京都)、御陣乗太鼓(石川県)、焱太鼓(石川県)、舞太鼓あすか組(奈良県)、備中温羅太鼓(岡山県)、豊の国ゆふいん源流太鼓(大分県)、熊野鬼城太鼓(三重県)、神恩太鼓(三重県)
主催/第11回神恩感謝日本太鼓祭実行委員会


 

開催内容


ばち 奉納演奏

全国各地の、郷土色豊かな太鼓が伊勢に集い、おかげ横丁一帯にて奉納演奏を行います。

時間/10時~17時
場所/おかげ横丁太鼓櫓、五十鈴川河川敷、五十鈴川野遊びどころ 他

太鼓櫓・・・町の真ん中から、祈りや願いをのせて太鼓の響きが広がっていきます。
河川敷・・・見渡せば神路の山々、神宮の森。伊勢の自然の中で力強い太鼓の音がこだまします。
野遊びどころ・・・全国各地の郷土に育まれた芸能の太鼓が集まります。
おはらい町通り・・・寄せ太鼓が参拝者の気持ちを太鼓の世界へと誘います。

 


 

ばち 音の体験教室

ミニ太鼓作り

オリジナル太鼓を作っていただける体験教室です。ケヤキの胴に革を張る、ミニ太鼓とは思えない本格派の太鼓です。

時間/12時30分~14時(所用時間90分)
場所/おかげ横丁内「特設会場」
費用/有料(両日とも先着20名)
受付/当日10時より、「大黒ホール」にて受付
協力/㈱浅野太鼓楽器店

 



ばち お祭り・どんどん屋台

太鼓を中心とした鳴り物玩具、法被や足袋、手拭いなど、祭り関連グッズ、季節の食べ物などが所狭しと並びます。

時間/10時~17時
場所/おかげ横丁内「特設屋台」

 



ばち 期間限定メニュー

この時期おすすめの季節料理をお楽しみ下さい。

時間/各料理店開店時間~なくなるまで
場所/すし久、海老丸、とうふや、ふくすけ、団五郎茶屋、はいからさん、野あそび棚 他

 

 

出演団体プロフィール


愛宕陣太鼓連響風組(福島県)

1994年夏、福島市松川町において創作和太鼓に情熱をかける男たちにより結成。郷土の象徴、愛宕山をチーム名に、「連なる響き風の如く」統制された律動、所作、そして鼓動により、観衆の心に伝わる太鼓を目指している。宮太鼓のみの演奏により、強さ、激しさ、哀愁を表現する。

 

高野右吉と秩父社中(埼玉県)

秩父屋台囃子は「京都の祇園」、「飛騨の高山」と並んで日本三大曳山祭にあげられる国指定重要無形文化財秩父夜祭にて山車の中で演奏されるお囃子。当会は、昭和30年、無形文化財秩父屋台囃子保持者に指定された、初代高野右吉により結成。太鼓道場「講文館」を中心にして後継者を育成しており、現在門下生は1,025名を数える。

 

大江戸助六太鼓(東京都)

湯島天神第1回盆太鼓コンクール優勝者の小林正道を始め、歴代入賞者が参加して、東京下町の盆太鼓を発展させ、東京初の和太鼓のみの組太鼓「助六太鼓」として活動を開始。その後、さらなる舞台芸術としての発展を目指し、「大江戸助六太鼓」となり現在に至る。

 

八丈太鼓の会(東京都)

昔、刀を失った流人が、その鬱憤を晴らすべく二本のバチに託して打ち鳴らし始まったとされる。二人による両面打ちが織りなす独自のリズムは軽やかで、また、打ち手の、日によって変わる気分を雄弁に語る。太鼓の音に合わせて唄う太鼓節は東京都の無形文化財に指定されている。

 

三宅島芸能同志会(東京都)

三宅島出身の津村明男(父)、和宏(長男)、秀紀(次男)、春快(三男)で構成。関東近県にて和太鼓教室、全国各地でワークショップを開催。また、国内外での公演活動も行う。父と子と一族だけでの活動は世界で唯一ともいえる存在。一昨年、還暦を迎えた明男と三兄弟の打ち込む太鼓は、聴き手の身体に音を入れる演奏を追求し、さらなる進化を続ける

 

御陣乗太鼓(石川県)

輪島市名舟町に古くから伝わる太鼓で、天正5年(1577年)、上杉謙信の能登攻略のとき、古老の一計で、奇妙な面を被り、陣太鼓を打ち鳴らし上杉軍に奇襲をかけ敗走させたのが始まりといわれる。昭和36年に輪島市指定文化財に、昭和38年には石川県無形文化財に指定される。また、御陣乗太鼓は打ち手だけのものではなく、名舟町全体のものであり、その伝承は地元に生まれた者のみに限られている。

 

焱太鼓+サスケ(石川県)

石川県白山市を拠点とする女性太鼓グループ「焱太鼓」と、青少年グループ「サスケ」との選抜メンバーによるスペシャル合同ユニット。打ちこみを重ねた安定感のある打奏と、研ぎ澄まされた感性によるエネルギッシュなパフォーマンスが一体となって独特の音楽性を創造。総勢21名による総合力を結集してこの日だけの、一期一会のハーモニーを奏でる。

 

舞太鼓あすか組(奈良県)

1990年、飛鳥大五郎により創設された和太鼓集団。和太鼓の力強さに日本舞踊の持つ優雅なフォームを融合させたスタイルで、日本の美を再認識させる舞台を創作し、国内外で公演を行っている。フランス五大陸国際音楽祭、イスタンブール国際音楽祭等に出演。カイロ、オペラハウスでの公演はスタンディングオベーションの喝采を受ける。世界最大の芸術祭イギリス『エジンバラ・フリンジ』での1ヶ月公演は、英国の各メディアより、5つ星の評価を得、『観衆の世代をこえた、音楽とパフォーマンスの世界共通言語がここにある』と絶賛された。

 

備中温羅太鼓(岡山県)

昭和51年、岡山県総社市に古くから伝わる「温羅伝説」に因んで結成。地元総社に魅力ある郷土芸能を育て、地域へ定着させるとともに、地方から全国への文化の発信を目指して活動を続けている。総社市はもちろん、県内外、海外へと活動の場を広げ、通算公演回数は1,000回を超えている。近年は、既成の概念に囚われない曲作りや異種ジャンルとのコラボレーションなど、和太鼓の新たな可能性を見出すべく新境地の開拓を行っている。

 

豊の国 ゆふいん源流太鼓(大分県)

由布岳の山境、塚原峠から由布院盆地へと、響き渡るリズムや舞がある。町の中心部にある金鱗湖から湧き出た温泉が源流となって、小川、やがて大河となるよう、日本、そして世界へ故郷の音として響かせてゆく。一打で大地を激震させ、一打に人生のすべてをかける。鍛え上げられた心と肉体で男たちの魂のリズムを表現している。

 

熊野鬼城太鼓(三重県)

紀州熊野の荒々しくも美しい自然、温かい風土に育まれてきた文化や文芸、昔から語り継がれてきた民話の数々を和太鼓の力強いサウンドにのせて、広く多くの人の心にアピールしたいという志のもと昭和63年に結成。以来、形式にとらわれない独自のスタイルの和太鼓作りに励み、観てよし、聞いてよし、人の心に響く音を求め、舞台に上がっている。

 

神恩太鼓(三重県)

1992年、伊勢神宮内宮前おかげ横丁の誕生とともに結成。今回は二次編成チーム。伊勢の風土をいっぱいに感じながら、おかげ横丁の基本精神「神恩感謝」を太鼓の音で表現すべく演奏している。