2013年10月 1日

木目金結婚指輪10

3ミリ幅になりました木目金素材を、タガネで彫っていきます。
まず松やにを熱くして柔らかくします。
その中に木目金素材を埋め込んで冷まし、固定させます。
固定されたのを、確認してからハンマーでタガネを叩き
木目模様や間隔に気をつけてタガネ彫りをします。
全体的に彫れましたら、松やにから木目金素材を取り出して
綺麗に洗浄して、松やにを落とします。
更にローラーをかけて2、3ミリの幅までにしますが
ノギスを使用し計量しながらおこないます。
2、3ミリの幅にしましたら、再度松やにに埋め込み
タガネ彫りをして、木目模様をだしていきます。

2013年8月31日

木目金結婚指輪10

火を離した後は自然に冷ましておきます。
冷めたところで素材を治具から外して、4ミリの幅にしていくために
なまして急冷を3回以上おこないます。金属を柔軟にしておく必要が
あるからです。
次に素材に火をあてて、赤色になったところで金床にのせて金槌で平らに
叩きます。赤くなりすぎて、木目金素材が溶けないように気をつけておこないますが
赤色が消えてしまうと金属は硬くなり、金槌で叩くと割れたりするので
よく素材を観察しながら繰り返し、ペンチで掴めない4ミリ幅位になりましたら
今度はローラーを使用して3ミリの厚さにします。
同じ方向からローラーをかけなくてはいけないので、
糸鋸で印をつけてからローラーを使用します。
3ミリの幅は薄くなり過ぎないようにノギスを使用して毎回
計量しながらローラーをかけていきます。

2013年5月 7日

木目金結婚指輪10

充分にフラックス液が浸透しましたら、ハニカムの上にのせて火をつけて
いきますが火の調節をする際は、地金にあたらないように気をつけます。
地金に火をあててからは、決して火を地金から離すことはできません。
何故ならば酸化被膜ができてしまい、溶着できなくなるからです。
地金は火をあてている間は、酸欠状態にしておき火を少しでも
離してはいけません。
強めの火で高温状態にしておき、治具も熱くしていきます。
治具がオレンジ色になり、地金が溶け出しそうな状態になるまでは強めで
充分に熱して来ましたら少し弱くして、勿論この時も木目金素材の地金は火から
離れないよう細心の注意が必要です。
地金が溶着できたところで、火を素早く離します。地金を溶かさず、綺麗に溶着
出来るタイミングを見逃さないことです。



2013年4月 6日

木目金結婚指輪10

木目金の結婚指輪、素材である地金をプラチナとピンクゴールドにします
2種類の地金をスポンジヤスリで擦り、金属の汚れを落としてから使用します
その後長方形の同じ形にする為にカニコンパスなどで線を引いて印を付けて
おきます。
その地金を洗剤と重曹で綺麗に洗い、線を引いた所に合わせて切り取ります。
長方形にした地金をそれぞれに分けて、更に洗剤、重曹で丁寧に指で
擦るようにして洗います。
金属の付着物や埃、油分を完全に落としてから洗い流し、
接の準備をしていきます。手に触れないように1枚1枚
プラチナとピンクゴールドと順番に重ねて、セロテープで止めてから治具にはめ込みます
治具に強くはめてからピンセットを使いセロテープを外します。
面ともにフラックス液がしみ込むまで暫く置いておき、溶接をします。