真・女神転生 トレーディングカードゲーム

Last Update 03/11/29 文責：ＤＯＰ

◆◇◆◇◆◇ ゲーム概要 ◇◆◇◆◇◆

●ゲームタイプ
　２人対戦によるライフ破壊戦。プレイヤーは悪魔召喚士となり、 仲間や悪魔召喚プログラムで呼び出した悪魔を率いて相手プレイヤーを打ち倒す。

●原作
　小説『デジタルデビルストーリーズ』（徳間書店）
　コンシューマ用ゲーム『女神転生』シリーズ

●世界設定
　１９９Ｘ年、今まで平和に暮らしてきたあなたは、ふとしたことから悪魔召喚プログラムを手にいれた。 そして普段気付きもしなかった、日常の陰の領域に足を踏み入れる。悪魔召喚師、デビルサマナーとなって。
　あ、もう２０００年超えちまったよ……あはは……

●本ゲームについて
　世界中で実際に信仰を集めている神々や悪魔と戦ってしまおうという破天荒な ＲＰＧである女神転生も、今ではコンシューマ機の定番シリーズとして定着し、 常に安定した人気を誇っています。いやぁ日本っておおらかでいいよね。 本ゲームはコンシューマ版の華麗なイラストをそのまま採用したトレーディングカードです。 ゲームシステム自体は非常にオーソドックスな作りです。 まあ、発売当初は、あくまでゲーム部分はおまけでしたしねえ。

◆◇◆◇◆◇ 基本構成 ◇◆◇◆◇◆

●○勝利条件○●

• 相手のＨＰを０以下にする。

●○事前準備○●

●デッキ（１人分のゲームカード）

• デッキ枚数： ６０枚ちょうど
• 構築条件： 同一カードはデッキに４枚まで

●その他準備
○６面ダイス： 任意数（各種判定で使用）
○ゲーム間交換カード： 無し

●○ゲーム開始時基本設定○●

●開始時基本設定

• プレイヤーライフ： ２００。上限も同じ
• 開始手札： ７枚 上限も７枚（自ターン内に調整有り）
• マリガン：
  手札に基本カードが無い時、任意で本人のみ交換する。 この際新たに引いた手札は、引く前の手札枚数より１枚減らすこと。 最大６回（手札が１枚になる）まで交換可能。
• ファーストドロー制限： 有り（先攻は１ターン目にはカードを引かない）

●○その他構成○●

●カードの行動表現

• カード縦： アンタップ（行動力有り状態）
• カード横： タップ（行動力無し状態）

●基本構成細則

• ディスカード： 有り。
• ライブラリアウト： 無し。そのままプレイを続行する。
• 召喚酔い： 有り。但しマグネタイトの放出は可能。
• 手番を跨ぐコスト蓄積： 無し（ターン終了時に消滅）。
• 手番を跨ぐカードダメージ蓄積： 無し。
• ユニーク処理： 無し。
• 仲魔の攻撃は、常に相手プレイヤーを対象とし、ブロックの指定は防御側が任意に選択する。
• 攻撃時のブロック関係は、１対１であること。

◆◇◆◇◆◇ ゲームの流れ ◇◆◇◆◇◆

●○開始準備○●

　それぞれ自分のデッキより手札を７枚引く。
　必要に応じてマリガン処理を行う。
　ダイスにより先攻／後攻を決定する（目が大きいほうが先攻）。

●○全体の基本進行○●

　互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。

●○１ゲーム終了時の処理○●

　特になし。

◆◇◆◇◆◇ ルール細則 ◇◆◇◆◇◆

●○基本ルール細則○●

●マグネタイト

　悪魔が現世に存在するために必要な、磁力エネルギー。
　悪魔召喚の他、魔法の使用などにも用いられる。
　プレイヤーは、己のＨＰをニュートラル属性のマグネタイトに換算できる。換算率は、１ＨＰ＝１マグネタイトである。

●属性

　マグネタイトには５種類（ライト、ダーク、ロウ、カオス、ニュートラル）の属性が存在し召喚時などにそれぞれを必要数消費する。
　この中で、ニュートラル属性は特定の指向性を持たず、他の４属性で代用できる。

●悪魔合体

　一部の悪魔は、召喚のコストの中に、複数の悪魔による合体を必要とする。 合体した悪魔は、合体の素材（！）となる悪魔をカードの下に並べ、素材の特殊能力を継承して使用することができる。
　合体素材は場にいる召喚酔いしていない悪魔であること。タップは無関係。
　合体素材に合体悪魔を使用した時は、「素材合体悪魔の素材」を含めた全素材から、 今回の合体に必要な数だけを素材とし（場に残す）、残りは黄泉へ送る。
　合体を途中で阻止された場合は、合体事故として合体する予定だった悪魔は手札に戻る。
　何らかの能力で合体を解除された場合、場には素材となった悪魔が残る。 この時場に６体以上となれば、過剰分は黄泉へ送る。合体悪魔自体は、合体解除した能力の指示に従うこと。

●○カード構成○●

●永続的に場に残るカード

○仲魔カード（召喚にマグネタイトが必要）

• 味方の悪魔のことを仲魔と呼称する。
• 場に６枚まで（相手の悪魔を支配した場合は、この数に含まない）。
• 一部の悪魔は、悪魔合体によってのみ召喚が可能となる。
• 攻撃力／ＨＰ（耐久力）を持ち、プレイヤーの武器／楯となり、ＨＰ以上のダメージを負った場合に死亡する。
• 戦闘時修正として、歩行と飛行、抵抗と弱点が設定されている。
• 一定数のマグネタイトを放出できる。
• 行動力表現にタップを使用する。

※モブ

• 手札や捨て札などになったカードが、特定のカードの効果により、特に名を持たぬ仲魔として場に存在する状態。 基本的な能力値と合体素材としての能力（詳細は割愛）を持っている。

○パートナーカード（コスト不要）

• 仲魔と同等の能力を持つ人間で、魔法の詠唱が可能である。
• 自分の場に男女各１人づつまで。
• 仲魔とパートナーを総称して“ユニット”と呼ぶ。

○アイテム「配備品」カード（配置にマグネタイトが必要）

• 魔法の道具。場に配備する事で効果を発揮する。

○アイテム「装備品」カード（配置にマグネタイトが必要）

• 魔法の道具。特定の仲魔、パートナーを強化する。

●瞬間的に使用するカード

○アイテム「消耗品」カード（使用にマグネタイトが必要）

• 魔法の道具。メインフェイズにのみ使用できる。

○アイテム「瞬間消耗品」カード（使用にマグネタイトが必要）

• 魔法の道具。いつでも使用できる。

○パートナー魔法カード（詠唱にマグネタイトが必要）

• パートナーが唱える呪文。特に指定のない魔法カードは、パートナー魔法カードと見なす。
• 原則としてパートナーが使用するが、一部の仲間が使える場合もある。
• パートナーは詠唱のためだけにタップすること（魔法詠唱のコストは別に用意する）。

○仲魔魔法カード（詠唱にマグネタイトが必要）

• 仲魔が唱える呪文。
• 仲魔は詠唱のためだけにタップすること（魔法詠唱のコストは別に用意する）。

●○場の構成○●

• 永続カードは、場という空間に存在する。
• 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は黄泉という空間に集められる。
• 黄泉とは別に、ゲーム中への復帰が不可能な虚無という空間が存在し、一部の魔法／能力で、指定カードがこの空間へ送られる。

◆◇◆◇◆◇ 商品情報 ◇◆◇◆◇◆

●メーカー アスキー （現： エンターブレイン）
○発売開始 １９９７年１２月

○ラインナップ

名称	発売時期	総枚数	発売形式 （封入枚数／価格）
第１弾	１９９７／１２	１８０	ブースター（１０／３３３）
第２弾	１９９８／１０	２４５	ブースター（１０／３３３）
クイックスターター	１９９９／２	６種	構築済みスターター（６１／１５００）
第３弾	１９９９／３	１３４	ブースター（１０／３３３）
第４弾 ネオ・ジェネシス	１９９９／９	１８０	スターター（６０／１５００）、ブースター（１０／３３３）
第５弾 黙示録戦争	２０００／７	１８０	ブースター（１０／３３３）
第６弾 ケイオス・マスカレード	２００１／３	１８０	ブースター（１０／３３３）
※この時点まで、真・女神転生ＴＣ
eins 〜 Seventh Sanctuary 〜	２００１／９	１８０	スターター（６０／１５００）、ブースター（１０／３３３）
zwei 〜 Artificial Life 〜	２００２／３	１５３	ブースター（１０／３３３）
drei: Monument of Goddess	２００３／１１	１０８	ブースター（１０／３３３）
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