[Я]Google Analyticsで解析結果に記事タイトルを表示させる
2012/07/09 | Webサービス Google Analytics, Webサービス
今や多くのブロガーが使用している無料アクセス解析ツール「Google Analytics」。自身の記事アクセス数をチェックする際、URLだけでなく記事タイトルも表示させることで、記事毎の結果をより分かりやすく見ることができます。
何の記事なのか判りにくい時がある
アクセス解析、どのくらいの頻度でしてますか? 私は毎日解析してます。
ただ「毎日解析してる」と言っても、どのくらいの濃さで解析してるかで違いが出ますよね。私もそれほど詳細にわたるまでの解析は出来てないと思います。
当ブログは、「Google Analytics」という無料のアクセス解析サービスを導入しています。
「ページビュー数」「訪問者数」「検索キーワード」「各記事のアクセス数」などなど、様々なデータをチェックすることが出来る。これが無料で利用できるんだから、Googleに感謝です。
↑「Google Analytics」のページアクセス数をチェックする画面は、初期設定のままだと上の画像のように記事URLだけが表示されるはず。
WordPressのパーマリンクは初期設定で、自動的に割り振られるポストIDという数字だけでURLが生成されます。
↑初期設定のままだと、こんな感じですね。
この状態でGoogle Analyticsのアクセス解析画面を見ても、「この数字って何の記事だったっけ?」ってことになりますよね。ポストIDを全部暗記してる人でもない限りは。
URLのパーマネントを識別しやすい名前に変更するのがベストなのですが、今回はそういう話ではなく、一見して分かりにくいURLをGoogle Analytics上で分かりやすく表示させる設定の解説をします。
必ず「新規プロファイル」で作成しましょう!
Google Analyticsでは、プロファイルという単位で各サイトやブログのアクセス解析を設定します。
たとえば3つのブログをGoogle Analyticsで複数管理されてる方は、それぞれのブログにプロファイルを作っているはずです。最低でも3つ。
「最低でも」と書いたのは、1つのブログに対して複数のプロファイルを作成することも出来る、という意味です。
2. 記事タイトルとURLを混合させて表示させるプロファイル
3. 記事タイトルだけを表示させるプロファイル
1つのブログに対しても、上の例のように3つのプロファイルを作成し、違う表示方法で解析したりも出来ます。
ということで、現在は「記事URLだけ表示される」プロファイル、この1つだけを作成してる人は、今回新たに「URLと記事タイトルを混合させて表示させる」プロファイルを作ります。
が、ここで大切な注意点。
今回新たにプロファイルを作る方は、今まで使ってた既存のプロファイルを修正して上書き保存するのではなく、
新規プロファイルを作成するようにしましょう!
以前から使ってたプロファイルを修正してしまった場合、「やっぱり記事タイトルいらないや、元に戻そう」となってプロファイル設定を元に戻しても、プロファイルを変更していた期間中のアクセスデータは元に戻りません。
なので、上書き保存ではなく、新しいプロファイルを追加作成することをオススメします。
新規プロファイルを作成し、フィルタを設定する
Google Analyticsは仕様変更が頻繁に行われ、画面イメージも変化します。今回は2012年7月時点での画面で説明します。
↑アクセス解析画面(既存プロファイル)を参照している状態で、画面右上にある「アナリティクス設定」をクリック。
↑該当するサイト・ブログで間違いないことを確認してから、「新しいプロファイル」をクリック。
↑プロファイル名は何でもいいです。自分が区別しやすい名前を付けましょう。タイムゾーンは、よっぽど何かのこだわりでもない限り、日本にしておきましょう。一覧のずいぶん下の方に日本があります。
項目の設定が完了したら「プロファイルを作成」をクリック。
↑さっき名前をつけた新しいプロファイルが表示されます。追加成功。
↑続いてフィルタの設定です。「フィルタ」をクリック。
↑新しいプロファイルなので、フィルタの一覧には何も表示されていません。「新しいフィルタ」をクリック。
↑フィルタを細かく設定していきます。
1. プロファイルにフィルタを適用する方法を選択
→「プロファイルに新しいフィルタを作成」を指定
2. フィルタ名
→これも何でもいいです。自分が分かりやすい名前を。
3. フィルタの種類
→「カスタム フィルタ」を指定
4. カスタムフィルタの種類
→「詳細」を指定
5. フィールド A -> 引用 A
→リストは「ページタイトル」を指定、右の欄には「(.*)」と入力
6. フィールド B -> 引用 B」と入力
7. 出力先 -> 構成
→リストは「リクエスト URI」を指定、右の欄は「$A1$B1」と入力
その下にある「フィールド A は必須」などの欄はそのまま変更しなくても大丈夫です。
すべて設定を終えたら一番下の「保存」をクリック。
↑新しいフィルタが一覧に追加されました。
↑新しいプロファイルとフィルタを追加した直後は、まだ何も表示されません。
↑データが蓄積されてくると上のように「タイトル&URL」で表示されるようになります。
ちなみに、「URLは表示しなくていい、タイトルだけ分かればいい」という場合、上の設定を少し変えるだけで大丈夫です。
↑前の方で説明した「URLとタイトル」の設定と違うのは2箇所。
1. フィールド B -> 引用 B
→何も指定しません。右の入力欄も空白で。
2. 出力先 -> 構成
→リストは「リクエスト URI」で同じですが、右の欄は「$A1」とだけ入力
これでタイトルだけが表示されるようになります。
iPhoneアプリで見る時などは使い分けても面白い
私は「記事URLのみ」と「タイトル&URL」の2つを併用して使ってます。
このアプリで、最初は「記事タイトル」を表示させてました。
↑日本語タイトルが長くなるので、上の図のように「タイトル先頭が同じ記事」だと、タイトル表示が途中で切れるため、どれがどれやら分からない。
↑iPhoneアプリでは「URLのみ」を表示させた方が識別できる場合もある。そういう意味もあって私は2種類を併用してます。