アジア・太平洋株式サマリー:香港株下落、センセックス小安い
10月7日(ブルームバーグ):アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。
【香港株式市況】
香港株式相場 は下落。米国の債務上限をめぐる協議の行き詰まりと政府機関の一部閉鎖が投資家心理を圧迫している。先週は週間ベースで下げていた。
売り上げの73%を北米で稼ぐ電動工具メーカーのテクトロニック・インダストリーズ (創科実業、669 HK)は2%安。中国最大の海洋油田会社、中国海洋石油(CNOOC、883 HK)は1.1%安。熱帯性暴風雨の勢力が弱まりメキシコ湾での生産が再開されたことで、原油相場が下落した。不動産開発会社サンフンカイ・プロパティーズ(新鴻基地産発展、16 HK)は2.6%値下がり。香港信報によると、同社は集合住宅の在庫物件について値下げを実施した。
ハンセン指数 は前週末比164.59ポイント(0.7%)安の22973.95で終了。先週の週間下落率は0.3%だった。ハンセン中国企業株(H株 )指数は前週末比0.9%安の10427.17。中国本土の市場は7日まで休場。
資金運用会社ロベコ・グループ香港部門のアルナウト・ファンレイン最高投資責任者(CIO)はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「状況の進展に応じ、今は恐らく若干心配になる時期だ」とし、「米金利がどうなるか、それが市場の動向に影響を与えてくるだろう」と語った。
【中国株式市況】
中国株式市場は国慶節(建国記念日)の連休に伴い7日まで休場。取引は8日に再開される。
【インド株式市況】
インド株式 相場では指標のS&Pセンセックス指数が小安くなったものの、幅広い銘柄で構成する指数ではソフトウエア輸出銘柄と製薬株の上げが目立った。
タタ・コンサルタンシー・サービシス が上場来高値を付け、テクノロジー株の上げを主導。ランバクシー ・ラボラトリーズは6%上昇し、ヘルスケア株指数の構成銘柄中で最も上げた。製鉄会社タタ・スチールは4.1%高。これで4営業日続伸となり、同期間の伸び率は約1カ月で最大。
ムンバイ市場でのS&Pセンセックス指数 は前週末比20.85ポイント(0.1%)安の19895.10で引けた。取引高は30日平均を26%下回った。100銘柄で構成される指数は一時1.2%下げたものの、0.1%未満の上げで終了した。
【オーストラリア株式市況】
S&P/ASX200指数は前週末比46.91ポイント(0.9%)安の5161.11。
【韓国株式市況】
韓国総合株価指数は前週末比2.56ポイント(0.1%)安の1994.42。
【台湾株式市況】
加権指数は前週末比30.89ポイント(0.4%)安の8333.66。
更新日時: 2013/10/07 21:17 JST