産経新聞 10月8日(火)16時0分配信
解体予定のアパートで見つかった白骨遺体を遺棄したとして、警視庁渋谷署は、死体遺棄の疑いで、東京都港区白金、不動産会社経営、渡辺一英(42)と東村山市野口町、解体業、落合博幸(44)の両容疑者を逮捕した。
同署によると、渡辺容疑者は容疑を否認。落合容疑者は渡辺容疑者からアパートの解体作業を請け負っており、「人骨が見つかると工期が遅れ、人件費が余計にかかるから遺棄した」と認めているという。
遺体は50歳以上の男性で、死後5年以上が経過しているとみられる。アパートは7年ほど前から誰も入居しておらず、同署はホームレスらが住み着いていた可能性があるとみて身元の確認を急いでいる。
逮捕容疑は10月初旬、渋谷区恵比寿西の木造アパート1階の天井裏に、ビニール袋に入れた白骨遺体を遺棄したとしている。
同署によると、建築会社の社員が8月下旬、アパートを事務所として使うために下見にきたところ、2階の一室で布団の上に横たわっている遺体を発見。渡辺容疑者に連絡したのに、10月1日から解体工事が始まったのを不審に思い、同署に相談して発覚した。
最終更新:10月8日(火)16時8分
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