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列車の車体が接触 電柱などに設置違反10月7日 20時52分
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今月、運行を始めるJR九州の豪華観光列車「ななつ星」の試運転中に車体が電柱と接触した傷が見つかり、JRが調べたところ、合わせて75か所の電柱や設備が線路からの距離を定めた社内基準に違反して、線路近くに設置されていたことが分かりました。
JRでは、早急に建て替え作業を進めています。
JR九州によりますと、先月15日と29日に試運転を行っていた豪華観光列車「ななつ星」の車体側面に15メートルほどのすり傷があるのが見つかりました。
JRが原因を調べたところ、佐賀県鳥栖市の肥前麓駅の構内のカーブにある架線の電柱に接触していて、電柱は社内の基準で電柱などの建造物が設置できる範囲より、線路に31センチ近い場所に設置されていたことが分かったということです。
ななつ星の車両は、通常の特急列車より2センチ余り幅が広く、JR九州の列車の中でも最大で、このためJRは電柱と接触したとみています。
これを受けて、JR九州では管内の線路沿いの電柱を緊急で調べたところ、この電柱も含めて、合わせて75か所の電柱や設備が社内基準に違反していたということです。
中には旧国鉄時代の昭和36年に設置されたものもあり、JR九州ではこれまで1度も点検したことはなかったということです。
JR九州では「ななつ星」の車両に接触した電柱をすでに建て替えたほか、このほかについても早急に作業を進めたいとしています。
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