2013年01月07日
オホス・デル・サラド登山隊2013 登頂データ
オホス・デル・サラド登山隊2013、本日サンティアゴに戻り、解散し隊員の皆様は、日本への帰国の途へつきました。
最後に登頂データで締めたいと思います。
オホス・デル・サラド 標高6893m
南米第2位 チリ最高峰
登山適期 12月〜2月
標準登山期間 サンティアゴ発着12〜14日
技術1 体力3 経験4 装備2 根性4
世界で最も乾燥していると言われているアタカマ砂漠の最高峰です。
平均の標高が4000mを越える寒冷な砂漠は、連日強風が吹き荒れ、人間の生存を本当に拒んでいます。
居るだけで消耗してしまう世界で、体調を維持しながら、いかに高所に順応していくかが登頂の鍵です。
砂漠度5!というグレードを付け加えます。
技術も体力もそんなに要りません。乾燥と砂嵐に対処しなければなりません。
写真は、今回の登山を象徴するような5000mの砂漠でスタックした車。
救出活動の甲斐も無く、置き去りにされました。
2013年01月06日
バイア・イングレサ0mに下山しました。
深夜0時を回った頃に、バイア・イングレサの海辺のホテルに到着しました。
全員ケガも無く、下山しました。
1月4日にテホス小屋5900mより頂上を目指しましたが、強風と寒さのためほとんどの隊員が登頂できませんでした。
最後に、Tさんと竜石が頂上直下6800mまで登り、Tさんがギブアップ、そこから30分の岩場の頂上を竜石が一人で往復しました。
連日強風が吹き荒れ、テホス小屋の下でも僕が煽られる程の強風でした。
目が開けられない程の砂嵐が顔をたたき、口の中もジャリジャリしてくる程でした。
おそらく強風の影響で、衛星電話の電波も不安定で、ブログの更新できませんでした。
今回は、砂漠に叩きのめされたました。
寒さと強風と砂に、みんな疲弊してしまい、多くの隊員が上手く順応できませんでした。
強風が吹き荒れる砂漠に、人は住めないと、つくづく思いました。
応援してくださった皆様、ありがとうございました。
2013年01月02日
2013年01月01日
あけましておめでとうございます。
アタカマ・ベース・キャンプ5200mに入りました。
今年のオホス・デル・サラドは、ほとんど雪がありません。
非常に乾燥した天気が続いていて、途中砂地に車が1台スタックして大変でした。
新年早々、南米火山最高峰オホス・デル・サラドに登頂し、2013年の良いスタートとなりますように。
コピアポ山6035m日本人初登頂!
4900mの鉱山道路の終点を午前8時に出発。
午後2時10分に、Kana-catさんと竜石とロドニーが登頂しました。
おそらく日本人初登でしょう。
事前情報では、数年前に開通したばかりの他の5200mの鉱山道路終点まで行ける予定だったのですが、その鉱山がクリスマスの休暇中で入ることができず、その手前の4900mからの登山となりました。
標高差1100m。
順応登山なので疲れを残さない程度に登山する必要あがあり、6時間をタイムリミットとしました。
残念ながら、mokoさんが5600mまで、Tさんが5800mまで、Cervezaさんが5900mまでで、敗退となりました。
明日から、いよいよオホス・デル・サラドに向かいます。