2013.10.8 05:04(2/3ページ)

CS初突破へ!虎・和田監督、一人一殺5番オーダーで臨む

前田健、バリントンには今成(写真)を、大竹には新井をぶつける

前田健、バリントンには今成(写真)を、大竹には新井をぶつける【拡大】

 難所突破への具体策が、明かされた。今季悩まされ続けた5番問題を、CSで、どうクリアにするのか-。和田監督が出した答えは“日替わり制”だった。

 「(5番は)これからは固定ではない。短期決戦だから。投手との兼ね合い? そう。それと調子とね」

 甲子園での全体練習を終えた後、構想のいったんを明かした。

 広島の第1戦先発はエース前田健が決定的。今季9打数5安打、打率・556と好相性を誇る今成を一塁手で先発起用することが濃厚になった。第2戦はバリントンの先発が確実視されており、そこでも同2打数2安打の背番号49の起用が最有力。事実、この日の甲子園練習でも「一塁・今成」を首脳陣が入念にチェックした。

 1勝1敗にもつれた第3戦は大竹の先発とみられており、今季13打数5安打、打率・385をマークした新井が浮上する。指揮官は「(オーダーは)頭の中には大体ある。ここ何日間で変わる可能性はあるが…」と構想を固めつつあることを示唆。その一端が、5番の変動制。打撃コーチとして短期決戦の難しさを知る虎将が、調子と相性を優先事項に鯉陣営が嫌悪する5番を選び、鬼門”突破を狙う。

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