◇プレジデンツ杯<最終日>
▽6日、米オハイオ州ダブリン、ミュアフィールドビレッジGC(7354ヤード、パー72)▽曇り一時雨、気温25度、弱風▽米国選抜対世界選抜対抗戦(各チーム12人)
【ダブリン(米オハイオ州)テッド・ムース】シングルスのマッチプレー12試合が行われ、松山英樹(21)=東北福祉大=はハンター・メイハン(31)に3&2で敗れた。初出場の今大会は全5試合に出場し、1勝3敗1分けに終わった。米国選抜が通算得点18・5−15・5で5大会連続8度目の優勝を飾った。
「これが実力。仕方ない」。松山は悔しさをにじませた。昨年の世界マッチプレー選手権で優勝し、今年は2位に入った米ツアー屈指の勝負師・メイハンに完敗。力量の差をまざまざと見せつけられた。
メイハンが1打目を曲げてボギーにした3番で先行したが、6番以降は相手のパットがさえわたり、前半だけで2ダウン。後半はグリーンで苦しみ、思わずパターを放る場面もあった。15番。6メートルのバーディーパットをねじ込まれ、勝負が決まった。
初出場の今大会は1勝1分けの後、3連敗。「全然楽しい思い出はない。こういう世界でやるのはまだまだ早いと思った。レベルの差を感じた。50点以下」。最終日を終えて、威勢のいい言葉はひとつもなかった。
だが、世界の強豪の中でもまれた経験は大きい。下部ツアーとの入れ替え戦から出場権を得た石川遼とともに、10日開幕のフライズ・ドットコム・オープン(米カリフォルニア州、コーデバレーGC)から米ツアーの新シーズンに挑む。
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