北海ブレントと米WTIのスプレッド拡大、報道受け
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 7日の商品市場で、北海ブレント原油先物と米先物指標ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)のスプレッドが1バレル=6.32ドルに拡大した。シーウェイ・パイプラインに関する報道を受けて拡大した。
米エネルギー関連情報会社ジェンスケープは、オクラホマ州クッシングからメキシコ湾岸に原油を運ぶシーウェイ・パイプライン(推定日量29万5000バレル)が実質的に閉鎖状態にあると報じた。7日早朝、同社のモニターでパイプラインの電力消費の減少が確認されたとしている。
4日清算値のスプレッドは5.62ドルだった。
クッシングは米原油先物・指標原油の受け渡し地点。シーウェイ・パイプラインの輸送能力は最大で日量40万バレル。
市場関係者によると、ジェンスケープはこれとは別に、クッシングの原油在庫が10月1日から4日の間に22万バレル増加したと報じた。
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