記事

在特会は賠償金の支払能力あるのだろうか

京都地裁が「人種差別に該当し違法」と認定し、在特会側に学校法人京都朝鮮学園への1226万円の損害賠償支払いと、学校周辺での街宣活動の禁止を命じたというニュースが投げれています。まあ信念をもってやったことでしょうから、それだけの社会責任は果たしてよねという感じでしょうか。

時事ドットコム:在特会の街宣は「人種差別」=ヘイトスピーチと認める-賠償命令も・京都地裁 : 

ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて (g2book) ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて (g2book) [Kindle版]

安田浩一
講談社
2012-09-28



もし、上告するとしても、裁判費用は結構なものです。安田浩一さんの【ネットと愛国  在特会の「闇」を追いかけて 】を読みましたが、在特会の人たちはさほど経済的に豊かな人はいないようなので、上告するにしても、賠償金を支払うにしても、それだけの経済力があるのでしょうか。

いずれにしても、興味はその資金をどう調達するかに移ってきます。ネットで基金を集めるという方法がありますが、資金が集まるだけの支持者がいるかどうかです。はたまたいずれかの団体から資金を流してもらうとすれば、なにか怪しげになってきます。

在特会の活動は、どう見ても韓国の一部で反日活動に走る人たちと同じレベルにまで日本の品位を落とし、また韓国での反日感情をさらに高めるために煽っているとしか感じられませんが、裏になにかの存在があるのかが気になるところです。

彼らの活動で利益を得そうなのはどこかを想像してみるのも暇つぶしになりますが、韓国の反日傾向と、中国への傾斜は、どう考えてもやがて韓国の国内の不安定化につながり、自ら危機を誘い込むことになりそうです。いったいそれを望んでいるのは誰なのかです。

大西宏
ビジネスラボ代表取締役。自称「マーケティングの棟梁」

記事一覧へ

あわせて読みたい

「在日特権を許さない市民の会」の記事一覧へ

  • ブロガーが見るソーシャルイノベーションの今
  • ブロガーが見るソーシャルイノベーションの今
  • 働く前に読んでおきたい6つの話

トピックス

記事ランキング

  1. 1

    在特会は賠償金の支払能力あるのだろうか

    大西宏

  2. 2

    「体罰は許されない」では解決しない理由 - 山口浩...

    SYNODOS

  3. 3

    消費税増税に賛成する国民は官僚にとって格好の餌食で...

    天木直人

  4. 4

    ココが変だよ、日本の就活。webテストで大半をふる...

    永江一石

  5. 5

    共産党による「カジノ反対」論の欺瞞

    木曽崇

  6. 6

    櫻井孝昌「日本が好きすぎる中国人女子」(上) --...

    中村伊知哉

  7. 7

    銀行を責める前に考えるべきこと-「もしかして反社」...

    山口利昭

  8. 8

    似ていないコスプレは批判されるべきか?

  9. 9

    習近平国家主席がインドネシア国会で外国要人として初...

    ニュースの教科書編集部

  10. 10

    米産地偽装事件に学ぶ老舗企業の落とし穴

    大関暁夫

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

意見を書き込むには FacebookID、TwitterID、mixiID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDまたはYahoo!IDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。