昨年までの愛知県の交通事故統計で、死者数などに計上漏れがあった疑いがあることが23日、県警幹部への取材で分かった。県警は意図的な改ざんの有無を含めて過去の統計を調べ、年明けにも死者数などを修正して公表する方針。
警察庁の基準では自殺や病死、故意や災害による事故などの場合、交通事故として計上しないことが認められている。しかし県警では昨年まで、自殺や病死が疑われる単独事故や踏切事故などで、遺書などがなく断定できないケースも計上していなかったという。
国家公安委員会に内部告発があり、県警が今春から調査を進めていた。
愛知県の交通事故死者数は2005年以降、10年を除き全国ワースト１だった。県警によると、12年分の統計は警察庁の基準に沿って計上されているが、死者数は20日時点で228人と全国最多になっている。
県警、交通事故
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