九条の会:大江氏ら危機感訴え「憲法は断崖絶壁に」
毎日新聞 2013年10月07日 19時14分(最終更新 10月07日 20時49分)
憲法9条を守ろうと2004年に結成された市民団体「九条の会」が7日、都内で記者会見し、集団的自衛権行使容認に向けた動きなどをめぐり「日本国憲法は大きな試練の時を迎えている。『戦争する国』づくりに反対する」とのアピールを発表した。
記者会見には、会の呼び掛け人でノーベル賞作家の大江健三郎さん、奥平康弘東京大名誉教授、作家の沢地久枝さんらが出席。「戦後最大の転換点」「憲法は断崖絶壁のそばにいる」と危機感を訴えた。
アピールは、安倍首相が集団的自衛権行使容認に向け憲法解釈を変更しようとしていることを「『戦争のできる国』を目指して暴走している」と強く批判した。(共同)