ヘイトスピーチ賠償命令:「安心して学べる」保護者、安堵
毎日新聞 2013年10月07日 23時07分(最終更新 10月07日 23時13分)
一方、地元商店街の日本人店主(46)は「新大久保に新しく参入する韓国人経営者の店はマナーが悪いことも多く、個人的に韓国へのイメージは良くない。領土問題で在特会の主張に納得できる部分もある」と話す。それでも「冷静な言葉で訴えるべきで、差別はいけないというのは大前提だ」。
コリアンタウンの鶴橋。「判決は当然だ」とJR鶴橋駅近くの洋服店の日本人女性店員(58)は言う。大音量で「殺せ」などと叫ぶデモ隊が店の近くを通り、怖くなって店を閉めたこともある。「法規制も仕方ない」と苦々しげに振り返る。
鶴橋商店街で下着店を経営する鈴鹿行茂さん(64)はデモ隊を路上で目撃し、身の危険を感じたこともある。
「ヘイトスピーチは暴力。善悪はしっかり示す必要がある」。それでも法規制には、「何でも規制すれば良いというわけではない。弊害もしっかり議論すべきだ」と懐疑的だ。