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07 Oct 2013 13:48

中国人の会議出席お断り…米NASAの学術会議“安全上の理由”

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  米航空宇宙局(NASA)のエイムズ研究センター(アイオワ州内)が11月に実施する国際天文学会議で、中国国籍の研究者の出席が認められないことが分かった。中国新聞社などが報じた。

  米国で3月に成立した「安全上の理由により、NASAの施設で開催される会議への、中国国籍保有者の出席は認めない」という法令に基づくという。米国の組織に在籍する中国人研究者の出席も認められない。

  11月の会議のテーマは、NASA運用の宇宙望遠鏡「ケプラー」による、太陽系外惑星の探査について。

  中国新聞社などは、「米英の研究者の間でも『国防など安全問題には関係のないテーマ』、『差別的扱い』として怒りが広がり、会議ボイコットの動きが出ている」と強調した。

  米国の「NASA施設への中国人の立ち入り禁止」の法制定にともなうトラブルは、これまでにも発生していたが、中国メディアは今回の事態に改めて注目し、一斉に反発。「米英科学者も、恥ずべき行いと表明」(新華社)などの見出しで報じた記事も多い。

  愛国論調が“売り物”の環球網のコメント欄には「なぜ中国人を拒絶する? 米国の科学は人類の助けになるのか。米国の科学はナチス主義だ」などの書き込みが集まりつつある。

  ただし、米国の措置を認め、極端な例では「必要な措置だ。民族差別ではない。泥棒を見下しているわけで、世界が唾棄する人間のくずは、どこに行っても歓迎されないよ」などの書き込みもあるが、多くの反論が寄せられた。

  上記を書き込んだのは、ハンドルネームを「真中国人」と称し、雲南省昆明市在住としているが、「お前は日本人だろう」とする反論も寄せられた。その後、日本に対して好意的な「おれは愛国者で反米だが、親日だ。中日友好、中日親善だけは必要」と日本に好意的な書き込みや、日本は米国の支配下にあるとして、「(銃砲の)火力を集中して、小日本を解放せよ」などと主張するなど、日本をめぐる書き込みも相次いだ。(編集担当:如月隼人)

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