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関西電力2原発の安全審査 長期化か
10月3日 4時15分

関西電力2原発の安全審査 長期化か
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福井県の大飯原発と高浜原発の運転再開を目指す関西電力は、原子力規制委員会の審査会合で周辺の3つの活断層について、「同時に動かない」として耐震性の評価を見直さない方針を示したのに対し、規制委員会は「決定的な証拠はない」として追加調査を求めました。関西電力はこれまでも同じ主張を繰り返していて、大飯原発と高浜原発の審査は長期化する可能性が出てきました。

原子力規制委員会は2日、大飯原発と高浜原発の安全審査の会合を開き、耐震性を評価する根拠となる、敷地の北側と東側にある3つの活断層について議論しました。関西電力は、音波を使った海域の調査や陸域の地形などを調べ、「3つは同時に動かない」として今までの耐震性の評価を見直さない方針を示しました。
これに対し専門家からは「都合のいい解釈だ」といった疑問の声が相次ぎ、規制委員会の島崎邦彦委員は「同時に動かないことを示す決定的な証拠はない」として追加調査を求め、現状では、耐震性の検証を進めない考えを示しました。福井県の原発周辺にある3つの活断層を巡って、関西電力は、これまでも同じ主張を繰り返していて、大飯原発と高浜原発の審査は長期化する可能性が出てきました。

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