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保管タンクからあふれた水は汚染水
10月2日 1時6分

東京電力福島第一原子力発電所で、1日、雨水を保管するタンクからおよそ4トンの水があふれ出したトラブルで、このタンクの水は比較的高い濃度の放射性物質に汚染されていたことが分かりました。
東京電力は、敷地内のせきにたまった雨水を移す作業で移送先を間違えたのが原因とみて調べています。

福島第一原発では1日、敷地内のせきにたまった雨水が移送されていた4号機の山側にあるタンクから水があふれ出し、およそ4トンの水がタンクの周辺の地面にしみ込んだとみられています。
東京電力でタンクに残っていた水を調べたところ、ベータ線という種類の放射線を出す放射性物質が、1リットル当たり390ベクレルと、多くを占めるとみられる放射性ストロンチウムの海への排出基準の1リットル当たり30ベクレルを上回る、比較的高い濃度で検出されました。
今回移送が行われたせきの水では、先月の大雨の際、1リットル当たり160ベクレルのベータ線を出す放射性物質が検出されていて、東京電力では、これに比べてタンク内の濃度が高くなった原因を調べることにしています。
また、1日は雨水を、水があふれたタンクとは別の場所に移す予定だったということで、東京電力は移送先を間違えたのが原因とみて、配管の状況などを詳しく調べることにしています。

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