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原子力規制庁 汚染水対策早急に回答を10月4日 13時18分
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東京電力福島第一原子力発電所で人為的なミスから汚染水が漏れるトラブルが相次いでいるため、原子力規制庁の池田克彦長官は、東京電力の廣瀬直己社長を呼び「ほかの発電所から人を回してでも対応してほしい」と述べ、トラブルを防ぐための対策をまとめて早急に回答するよう求めました。
原子力規制庁の池田長官は4日午前、東京電力の廣瀬社長を呼び「人為的な原因で汚染水が漏えいしていて誠に遺憾だ。初歩的な確認不足など現場を管理する能力が著しく落ちている」と述べ、厳しく批判しました。
また「ほかの発電所から人を回してでも対応してほしい」と述べ、相次ぐトラブルを防ぐための対策をまとめて早急に回答するよう求めました。
さらに池田長官は、東京電力が先月、安全審査の申請をした新潟県の柏崎刈羽原発について、汚染水問題が続くなかでも安全を管理できる態勢が整っているのかを示すよう求めました。
これに対し廣瀬社長は「汚染水の管理の運用を変えたばかりで、不慣れなところがあり大変申し訳ない。人、物、金、あらゆるものを投入して対応したい」と答えました。
福島第一原発では2日、山側にあるタンクで事前の検討が不十分なまま水を入れ過ぎて高濃度の汚染水が漏れるなど、人為的なミスからトラブルが相次いでいて、早急な再発防止と管理の徹底が求められています。
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