2013.10.7 05:02(2/2ページ)

阪神・大和、CSへ復活打打つ「状態上げていければいい」

CSでの復活へフェニックスリーグに向かった大和。後は実戦勘を取り戻すだけだ

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 シーズンも残すところあと1試合。下克上での日本一に向け、欠けている若虎がいる。実戦感覚を取り戻すため、大和が南国・宮崎へと降り立った。

 「自分が思っているとおりに体が動けばいい。打つ方に関しては結果どうこうよりもバットを振っていければ」

 8月20日のDeNA戦(横浜)で右手甲に死球を受け骨折。リハビリの末、9月26日に鳴尾浜で行われたオリックスとの練習試合で守備から実戦復帰を果たした。2日の育成試合・パナソニック戦(鳴尾浜)で「2番・中堅」でフル出場。いきなり右前打を放つと、4日の練習試合・オリックス戦ではマルチを記録した。

 「1カ月近く実戦から離れていたので、(フェニックスは)ものすごくいい機会」

 チームは2位を確定し、CSファーストステージで甲子園で広島を迎え撃つ。ともに先発投手が安定しており、ロースコアでの勝敗が予想される。打力、走力も期待されるが、守りも重要。12球団の本拠地の中では屈指の広い外野。大和の守備範囲は貴重な戦力だ。

 「CSに合わせるというよりも自分の状態を上げていければいいと思います」

 まずは宮崎で感覚を取り戻す。背番号「0」が大一番で躍動した姿を見せるために、本格的にラストスパートに入った。 (渡辺 洋次)

(紙面から)