看護師、過失致死で書類送検:どうなのか
松山東署は12日、呼吸のために入院患者の首に開けた穴を誤ってテープでふさぎ窒息死させたとして、業務上過失致死の疑いで愛媛県立中央病院(松山市)の女性看護師を書類送検した。
書類送検容疑は2011年12月3日、脳出血のため入院していた県内の男性=当時(70)=の首の穴を傷口と誤解し、汚れが付くのを防ぐ通気性のない医療用テープを貼り、死亡させた疑い。
病院によると、男性は00年にがんで喉頭を摘出したため、口や鼻で呼吸ができず声も出せなくなっていた。カルテには呼吸のための穴であることが記載されていた。松山東署は、カルテや医師への確認が足りなかったとみている。
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これはNsの書類送検ですね・・・
これを皆さんはどう考えますか・・・???
では、順に見ていきましょう・・・
癌で喉頭を摘出した・・・
はい、喉頭がんの手術は耳鼻科ですよ
で、口や鼻で呼吸が出来なくなっていた・・・
何故か・・・???
はい、気管切開をして、穴を空けたんですね・・・
首の前に空けますね・・・
永久気管孔ですね・・・
ここから呼吸をしますから話がちゃんと出来ません
この患者さんは脳出血のため入院していたとなっています
要するに脳出血で意識がハッキリしていなかった
話をすれば一瞬で分かります・・・
だってちゃんと話が出来ないんですからね・・・
そして、人工呼吸をするほどでもなかった・・・
何故なら人工呼吸はこの気管孔から行うからです
で、Nsが見に行くと、何かの傷口に見えた・・・
ま、傷口であることには変わりないんですが
それをテープで塞いだ・・・
当然そこからしか呼吸できませんから死にますよね・・・
どうでしょうか???
状況は分かって頂けましたか???
要するに単純ミスですね・・・
極めて基本的なミスです・・・
皆さんはどうお考えですか・・・???
このNsを刑務所に入れなければ気が済みませんか・・・???
確かに余りにも基本的なミスで
同情の余地はないように見えますね・・・
テープを張る時にもう少し時間がかかっていれば
呼吸をしていますから
分かるはずなんです・・・
状況がもうすこし良ければこれも分かったはずです・・・
体が動きますからね・・・
急いでいたのでしょう・・・
確かに痛恨ですが、僕にはこのNsを刑務所に入れるのは
どうかと思ってしまいます・・・
次の仕事が立て込んでいたのでしょう・・・
20代後半ですから一通り仕事も出来る世代です・・・
次から次への舞い込む仕事に翻弄される病棟Ns達
夜はたったの2〜3人で数十人を見る・・・
呼び出しのベルは鳴りっぱなしだ・・・
少しも座れない・・・
あの仕事ぶりには頭が下がります・・・
権利拡大、業務範囲拡大を声高に叫ぶNsはアホかと思いますが
病棟Nsは本当に大変です・・・
それを知っているからこそ、このNsを一概に責めることが
出来ません・・・
本来病院を集約して医者、Nsを倍にするべきなんです・・・
これ程交通網が発達しているのに未だに市民病院
県立病院、大学病院、・・・
そこそこの規模の病院が林立している・・・
そして、一つ一つの診療科には医者が足りない・・・
合併は難しいでしょうが
こういう事故を無くすためにも病院の医者定員、Ns定員を増やして
もっと落ち着いて患者さんを診られる環境を作るべきですよ・・・
それが日本の医療の未来の姿でしょう・・・
いつもバタバタと落ち着かない病棟・・・
そこで張り付いて働くNs達
この彼女もまた犠牲者なのです・・・
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