2013年09月25日

最後に長崎

/思案橋ラーメン@長崎県長崎市浜町にて爆弾ちゃんぽん/しずく/塩田屋/

 ラーメン修行(「修業」ではなく「修行」と書くのが正しいらしい)中の身でなければ、夜に飲み歩いてぐごーって寝て、も、ありだけど。
 誰にも理解されないだろうけど(理解されなくても構わないけど)、私には私なりの目標と目的があって。
 どんなことでも2番手狙い、トップにはならない。
 何故かというという話をするには時間が足りないので、また、時間のあるときに。

 ハンバーガーショップでもコーヒーショップでも良いのですが、朝から営業している個人営業店が見つからなかったので、スターバックス。
 誰にも理解されないだろうけど(理解されなくても構わないけど)、スターバックスのタンブラーを集めていて、コーヒーを飲まなくてもその地その地のスターバックスへ必ず立ち寄ります。
 ネットの情報ではここ長崎にはご当地タンブラーがないはずなのに、なぜ。
 スタッフが作った差し替え絵のタンブラー、このタンブラーが売れてご当地が発売されたら嬉しいので、清き一票。

 夜の飲み会の時間を考えるとラーメン屋さんに11時開店に駆けつける必要は無いので、12時過ぎにスタバを出ました。
 お店を出て歩いて数分の思案橋ラーメン@長崎県長崎市浜町、福山雅治イチオシの長崎ちゃんぽん屋さんです。

 店先のディスプレイを見てオーダーするメニューを決めて店内へ、目の前は朱色のカウンターがすらっと待ち構えていて。
 カウンターとテーブルが14席ずつ、平日のランチタイムはどうなんだろうと思わなかったわけでありませんが、8割ほどの入りです。

 ちゃんぽんのメニューはちゃんぽん、特製ちゃんぽん、爆弾ちゃんぽん、バク辛ちゃんぽん、ラーメンにご飯物。
 おでんがあるんですねぇ、昨日の夜に来ておでん片手にビールも悪くなかったなぁ。
 平日のランチタイム、次々とお客さんが入ってきて気が付いたら満席、隣の椅子に置いておいた鞄を足元に移動して。

 程なくして爆弾ちゃんぽん880円、都内でもこの値段のランチは高い部類に属しますね。
 随分とスープが多い麺相ですので、先ずはレンゲでスーブを飲んでみると、魚介類、特にイカとアサリを出汁にした、と言うか一緒に煮てあってとても美味しいスープ。
 割り箸で麺を手繰ってみると驚いたことに中太平打ち麺、さらに驚いたことに柔らか仕上げ、これが本場長崎のちゃんぽんなのか。
 芸能人が来ているから美味しいのではなく、美味しいから芸能人が来るということなんだな。

 具は紅白のかまぼこ(?)、モヤシ、魚貝類、真ん中に盛り付けられているおろしニンニクを溶かして食べてみるとさらに美味しい。
 こんなに美味しいなら、昨日の夜に来ておでん片手に(以下、同文。
 スルッと食べてしまってご馳走様、ああ、美味しかった。

 これにて全都道府県ラーメン屋訪問、完了。
 やっと一周、制覇まではまだまだ何周もかかります。

 まだ時間が早いけど、不測の事態に備えて早めに長崎を出て博多に向かいます。
 普通電車で向かうと、所要時間云々より便が少なくてどうにもならないから特急料金を調べてみると、乗車券2730円+特急券1350円=4080円。
 まあ、今回のラーメン修行の締めくくりにちょっぴり贅沢も良いだろう、でも金券ショップってないかな、と辺りを検索て駆け込んでみると。
 片道2480円、えっ?特急に乗った方が普通より安いの??店員さんに「乗車券代も含まれていますよね」と確認してしまった。

 そもそも正規料金でさえ4枚組なら1万円、つまり1人片道2500円ですので、2人で往復するなら1時間に1本走っている特急の方が安い。
 ちなみに特急の名前は「かもめ」、車体の色が黒と白があって私が乗るのは「白いかもめ」、黒い方は「黒いかもめ」とは呼ばないようだ。

 早めにホテルにチェックインして、軽くシャワーを浴びて友達が迎えにくるのを待ち。
 時間通りに来てもらって、中州、を越えて(?)春吉へ。

 是非紹介したいと向かった店は満席で断られて2号店のしずくへ、予約をしないで空いていたら入るという私好みの店選びをどこで身につけたのだろうか。
 全面的にお任せしていたので全くお店のことは知らないけど、五島鯖(鬼鯖)を色々な調理を方法で提供するお店。
 だからといってコースや懐石にはなっておらず一品ずつ注文するお店、先ずはビールで10年ぶりの再会を祝して。
 お通しというか先付けからして、居酒屋とはかなり違いますけど。

 ビールを飲み終わる頃に泳ぎ鯖刺し。
 「泳ぎ」というが「水槽を泳いでいた」を示すのかどうか分からないし確認もしませんでしたが、ピンと立った身と醤油をはじくような脂で十分じゃないでしょうか。
 どの料理にも「お好みで」と塩と山葵が添えられていて、一切れ目は塩、二切れ目は山葵、でいただきました。

 日本酒を飲み始めた頃に炙り鯖刺し。
 タタキに似た焼き方の鯖、刺身でも食べられる身をあえて炙って食べるわけですが。
 程よい香りが驚くほどの美味しさで、魚は産地で食べるのが一番美味しいですね。

 日本酒は佐賀の東一、燗で書かれていましたが、真夏に燗を付けるほど本格的な酒飲みではないので。
 というか、お酒の味もロクに覚えていないほどよく喋り、よく聞き、ほんとずっと喋りっぱなし、聞きっぱなしでした。
 昔はそんなに喋る人じゃなかったと思ったけど、職が歳が人を変えるのでしょう。

 日本酒をお代わりしたあたりで鯖肝ポン酢。
 箸休め的に頼んだ一品でしたが、箸休めとは失礼でしたね。

 最後はゴマサバ、最後というか最後前というか。
 ゴマサバって種類の鯖かと思ったら鯖をカルパッチョ風に調理してゴマ和えした料理。
 他の料理を食べたかったけど、せっかく博多で飲むのに1軒だけじゃもったいないのでここらで河岸を変えて。

 5分、10分ほど歩いたところで塩田屋、ホルモン焼き専門店。
 箸置きがガラスの豚、六本木か麻布のような雰囲気。

 お通しがオクラとベビーコーンの味噌かけ。
 味噌味を頼まなかったので分からないけど、恐らくホルモン焼きの味噌味用のタレ。
 このタレの奥行きのある深み、身体中に広がる芳醇な香り、これからの料理のクオリティは決まったようなもの。

 確かタンシタ、間違っていたらごめんなさい。
 自分流の焼きもの屋の見極め方の一つに、盛り合わせを頼んだときの提供の仕方を見るというのがある。
 それなりに期待できる店の場合ならば、どうしても食べたい一品を混ぜて注文する。
 つい酔っ払っていつものクセが出たけど、お通しを味わった段階で確認の必要は無かったんだな。
 当然、ごく自然に、盛り合わせに入れてもらった一品が先に提供されました。

 すぐに食べたかったので向きも変えずにワンショット、ああ、このままこの店の焼きトンを全部食べてしまいたい。
 飲んだお酒は三笠、サワーはあったような気がするけど、焼酎は三笠のみでボトルのみ。
 一杯、二杯、飲んでああだこうだ言うヤツはもう来なくていいから、の筋金入り、大好きである。
 友達はよくお店に来ると言うことで、残ったら飲めばいいからと、の話もあって。

 ねぎはタレ焼き、焼き方は聞かれなかったけど、聞かれたとしても「お任せ」にしただろう。
 先の店であれだけ喋ったのにまだ喋り足りない、聞き足りない、終電を聞くと「タクシーで1000円なので」とのこと。
 じゃあお店の閉店時間をと聞けば4時まで、あと10才若ければ。

 なんこつとチレ、だったようなそうじゃなかったような。
 焼き鳥(焼きトンだけど)は食べて焼き加減を確認をすることができないし、だからといってキッチンタイマーもダメだから、焼き職人の勘が全て。
 まあ、見りゃわかるンだろうな。

 〆は屋台のラーメンではなく中身焼き。
 センマイやモツ焼きに野菜たっぷりを乗せて。
 全体的に喋っている時間が長くて、聞いている時間は飲んでばかりだったので、殆ど食べられてしまった気がする。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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