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中国の海洋進出牽制 APECで岸田外相「航行の自由が利益に」

2013.10.5 12:40

 岸田文雄外相は5日午前(日本時間同)、インドネシア・バリ島で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の閣僚会議で、域内の「航行の自由」確保の重要性を訴え、海洋進出を強める中国を牽制(けんせい)した。会合には中国から、欠席した王毅外相に代わり外務省の李保東次官が出席した。

 岸田氏は、APEC域内の経済成長実現に向け「人やモノを自由に移動できるようにすることが不可欠だ。APECは海で結ばれており、航行の自由を引き続き確保することは全てのメンバーの利益となる」と強調した。

 同時に「法の支配の確立が、経済成長の基礎になる」と述べ、平和で安定的な環境づくりに日本として貢献する考えを表明した。

(共同)

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