韓国のミサイル防衛を宇宙に拡大、低層を超え大気圏外まで迎撃(2)

韓国のミサイル防衛を宇宙に拡大、低層を超え大気圏外まで迎撃(2)

2013年10月06日12時44分
[ⓒ 中央SUNDAY/中央日報日本語版]
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  海軍はイージス艦装着用SM-3ミサイル購入のために動いている。海軍関係者は「合同参謀と海軍指導部は何年か前からこうした方策を論じてきた。2~3月の北朝鮮の3度目の核実験と長距離ミサイル発射後、5~6月からSM-3に方向性が固まった」と話した。別の軍関係者は、「海軍関連機関がSM-3の迎撃能力に対する議論と検討を終えた」と話した。

  国会国防委員会もイージス艦3隻の追加建造に向けた妥当性評価予算案を編成した。SM-3ミサイルは米国MDの核心主軸で、迎撃高度70~500キロメートル、射程距離500キロメートルで、THAADより高度・距離の側面ではるかに性能が優れている。海軍は3隻のイージス艦性能改良とSM-3購入に2兆ウォンほどかかると推定する。THAADとイージスシステムは米ロッキードマーティンの製品で、SM-3はレイセオンの製品だ。このうちロッキードマーティンはすでに海空軍と接触していることが確認された。

  だが、6月に米海軍大学のSM-3、THAAD、PAC-3を対象にした迎撃実験でSM-3の性能が最も優秀なことが明らかになり、専門家らもSM-3がTHAADより性能が優秀という評価を出し今後の政策決定過程で海空軍の対立も予想される。軍関係者は「両方の装備を対象にすでに海空軍間で密かに論争が広がっている」と話した。

  一方、THAADやSM-3ミサイルを購入する場合、内外で議論が起きそうだ。特に「韓国が米国MDに編入される」と評価された場合、中国側が鋭敏に反応するとみられ、韓中関係が冷え込む恐れがある。「韓米MD連係」に反対してきた中国が日米関係の蜜月と韓国のMD装備購入を韓日米三角同盟の圧迫と感じることもできるためだ。(中央SUNDAY第343号)

  

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