ニュース詳細
もんじゅ 点検漏れが新たに発覚9月30日 20時38分
1万を超える機器の点検漏れなどで、原子力規制委員会から試験運転に向けた準備作業を行わないよう命じられた、福井県の高速増殖炉「もんじゅ」で、新たにおよそ2000点の機器で点検漏れなどが見つかり、管理の甘さが改めて浮き彫りになりました。
「もんじゅ」を巡っては、安全上重要なものを含む1万2000点を超える機器で点検漏れなどが明らかになり、原子力規制委員会が、ことし5月、「もんじゅ」を管理する日本原子力研究開発機構に対し、再発防止策が整うまで試験運転に向けた準備作業を行わないよう命令しました。
日本原子力研究開発機構は、さらに調べた結果、新たにおよそ2000点の機器で点検漏れなどが見つかり、管理の甘さが改めて浮き彫りになりました。
また新たに見つかったものも含め、すべての機器の点検を終えたとして、原子力規制委員会に報告しました。
「もんじゅ」を巡っては、文部科学省が今月25日、およそ6年間運転させたうえでその後の判断をするとした計画をまとめていますが、試験運転に関する命令のほかにも敷地内の断層の調査など残された課題は多く、「もんじゅ」の再開は見通しが立っていません。
[関連ニュース]
|
[関連ニュース] 自動検索 |
|
[関連リンク] |
|