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汚染水処理の停止 原因はシステムに10月4日 21時38分
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東京電力福島第一原子力発電所にある、試運転中の汚染水の新たな処理設備で、4日朝、処理が停止したのは、汚染水をためるタンクの制御システムに問題があったことが原因と分かりました。
福島第一原発で4日午前6時40分すぎ、「ALPS」と呼ばれる汚染水の新たな処理設備で異常を知らせる警報が鳴り、汚染水を処理する装置が自動で停止しました。
東京電力が原因を調べたところ、汚染水を一時的にためるタンクで、薬剤を入れる作業のため水を外から受け入れないという信号と、薬剤をかき混ぜたところ、水位が部分的に下がり水を受け入れられるという信号が同時に出て、警報が鳴ったということです。
このため東京電力は、処理が停止したのはタンクの制御システムに問題があったことが原因だとして、4日午後6時半すぎに試運転を再開しました。
東京電力は「試運転中なので起こりうる現象だが、システムの改善は必要だ」としています。
「ALPS」は、汚染水からほとんどの放射性物質を取り除く「汚染水処理の柱」とされる新たな設備で、先月27日に1か月半ぶりに試運転を再開しましたが、同じ日に、作業員がタンクの中の点検で使ったゴムの板を回収し忘れて処理を停止し、先月30日に再開していました。
一方、東京電力は、5日から3日間、装置の整備をする計画があり、「ALPS」を停止することにしています。
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