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汚染水処理施設 トラブルはゴム板の回収忘れ
9月30日 12時21分

汚染水処理施設 トラブルはゴム板の回収忘れ
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東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の新たな処理設備が試運転を再開して1日足らずで処理を停止したトラブルは、設備の点検で使ったゴム製の板を作業員が回収し忘れ、廃液が通る排水口を塞いだことが原因と分かりました。
汚染水の処理は30日未明に再開しました。

福島第一原発の「ALPS」と呼ばれる汚染水の新たな処理設備は、今月27日に試運転を再開しましたが、汚染水から取り除いたウランなどの放射性物質を含む廃液の量が保管容器に送る配管の部分で通常より減るトラブルがあり、東京電力は再開から1日足らずで、汚染水の処理を停止していました。
東京電力は配管の上流側にあるタンクの排水口の付近でタンクの中の点検作業の際、仮設のはしごの下に敷くゴム製の板があるのが見つかったため、これが排水口を塞いだことがトラブルの原因とみています。
また見つかったゴム製の板は、点検作業を終えた後、回収すべきものだということですが、作業員が回収し忘れていたと言うことです。
汚染水の処理は30日未明に再開されましたが、ALPSではことし6月にもタンクの腐食による水漏れが見つかるなど設備の運転や点検を巡るトラブルが相次ぎ、不備やミスを未然に防ぐ十分な管理が求められます。

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