オスプレイを使った日米共同訓練の中止を訴えデモ行進する参加者=高島市今津町で
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米軍の新型輸送機オスプレイを使った日米共同訓練が、十月中旬に高島市新旭町の陸上自衛隊饗庭野演習場で開かれるのを阻止しようと、関西の市民団体メンバーら八百人が二十九日、基地近くの市街地をデモ行進した。
市民団体「フォーラム平和」関西ブロックの主催。事前に演習場に合同演習をやめるよう申し入れた後、市内の公園で集会を開き、各団体の代表者が事故への不安や、軍事力に頼らない平和維持の重要性などを訴えた。
沖縄平和運動センターの山城博治議長(61)は「高島でオスプレイの訓練をしても、沖縄の負担は減らない。本気で負担軽減を目指すなら基地を撤去すべきだ」と主張した。
参加者は集会後、「オスプレイはいらない」などとシュプレヒコールを上げながらJR今津駅周辺を練り歩いた。
(中尾吟)
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