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50代リストラ多く再就職も厳しく
10月6日 4時54分

50代リストラ多く再就職も厳しく
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企業の人員整理などで退職を余儀なくされた5万人について、厚生労働省が調べたところ、50代後半が最も多く、1年以内に再就職できた人は39%にとどまっていることが分かり、厚生労働省は「職業訓練を充実させるなど、転職支援を進めたい」としています。

厚生労働省は、政府の成長戦略などを受け、来年度以降、転職を支援する助成金を大幅に増やすことにしています。
支援の対象となる人たちの実態を把握しようと、1か月に30人以上の人員整理などを行う場合に提出が義務づけられている「再就職援助計画」を基に調査を行いました。
それによりますと、去年3月までの半年間に退職を余儀なくされた人は全国でおよそ5万人に上り、▽50代後半(55~59歳)が最も多く20.6%、▽次いで50代前半(50~54歳)が16.3%、▽40代後半が14.4%でした。
その後、1年以内に再就職できた人は、▽20代前半では76.6%だったのに対し、▽40代後半では59.5%、▽50代前半で52.2%、▽50代後半では39.1%にとどまっています。
厚生労働省は「中高年で退職を余儀なくされる人が多いものの、年齢を重ねるほど再就職が難しいのが現状だ。失業せずに次の仕事に移れるよう、職業訓練の充実など転職支援を進めたい」としています。

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