【スーパーGT】予選、雨＆濃霧で順延　日曜日午前９時から

　【オートポリス（大分県）田村尚之、碓氷英靖】スーパーＧＴ（ＳＧＴ）第７戦は５日、当地で開幕したが　台風２３号の影響で、オートポリスは朝から激しい雨や濃霧に見舞われ、各セッションのタイムスケジュールがかなり変更された。しかし、天候は回復せず、結局ＳＧＴの予選はこの日の実施を諦め、翌日に順延。決勝日（６日）早朝に行われることになった。

　　　　　　　◇　　　　　◇　　　　　◇

　ＳＧＴは午前９時からの練習走行が悪天候のため後半の１時間１０分間が赤旗中断となる難しい状況となった。その後も天候は回復せず、やむなくサポートレースなどのタイムスケジュールを変更したが、大会審査委員会は午後２時に、予選を決勝日（６日）の早朝に延期することを発表した。

　ドライバーの目線で審査委員会に進言する「ドライビング・スタンダード・オブザーバー」を務める服部尚貴さんは、審査委員会の要請を受けてコースを試走。「霧の状態がひどく最終コーナー立ち上がりで旗や信号が確認できなかった。コース上の雨量も多く、幅が広いＧＴのタイヤでも厳しかった」と判断、進言したという。

　ＳＧＴ予選の延期は前身の全日本ＧＴ選手権を含めて史上初。０８年第６戦（鈴鹿）にはスーパーラップが悪天候で中止となり、予選１回目の結果でグリッドを決めたことはある。またオートポリスでは６月に開催したスーパーフォーミュラ第２戦でも予選が翌日順延となっており、これで４輪ビッグレースの予選延期は２戦連続。

　６日の予選は午前９時からＧＴ３００、ＧＴ５００の順で２５分間でアタックは１人だけ。決勝スタートは午後２時から。