君が代斉唱:起立の目視確認「早期解決図る」 府議会で教育長が考え /大阪
毎日新聞 2013年10月05日 地方版
入学式や卒業式で教職員が君が代を起立斉唱しているか目視確認するよう府教委が府立学校に通知したことを巡り、中原徹・府教育長は4日の府議会本会議で「一刻も早く確認行為すら不要になるよう努力する」と述べ、早期に不起立・不斉唱がなくなるよう対処する考えを示した。上島一彦議員(大阪維新の会)の一般質問に答えた。
中原教育長は起立斉唱の必要性について「府民は教職員に公務員としての真摯(しんし)な態度を求めている」と説明。対応に多大な労力がかかっているとして、早期に問題解決を図る考えを示した。
斉唱を目視するなどの確認方法については、「エキセントリックな形にならないようにする。明らかに公務員としての誠意が見えない態度を改めましょう、ということだ」と理解を求めた。【熊谷豪】