真央「冷静に強い気持ちで」高橋「焦らず」
集大成のシーズン幕開け、ジャパンOP
2位は北米(アボット=米国、バトル=カナダ、ワグナー=米国、ロシェット=カナダ)で528.89点。3位は欧州(フェルナンデス=スペイン、ブレジナ=チェコ、ソトニコワ、スルツカヤ=ともにロシア)で477.84点。
同大会は男女シングル各2人の合計4人が1チームとなって対戦する団体戦。各選手がフリー演技を行い、合計点で順位を競う。
今季限りでの引退を表明している浅田は、冒頭にトリプルアクセルを入れたプログラムを披露。オーバーターンとなったものの、転倒など大きなミスなく演技を終え、参考記録ながら135.16点で、自己ベストを上回る高得点をマークした。
同じく集大成のシーズンに臨む高橋は、冒頭の4回転トゥループで転倒。ジャンプの大技が決まらず表情は晴れなかったが、ステップでは持ち味を発揮。会場を魅了した。
浅田真央、練習の成果が「まずまず出せたかなと思う」
衣装はロシアで作ってきました。デザインやカラーはタチアナ先生にお願いして作ってもらいました。できあがってきて見たときはすごくいいなと思いました。気に入っています。体の中心からパワーがでるような衣装だと思っています。
(五輪代表選考もこの会場で行われるが)全日本選手権と世界選手権も決まればこの会場なんだなと、今回試合始まる前に思いました。全日本と世界選手権もこの暑さなのかなと思うと、大変だなと。何回も滑っているリンクなので、またこうしてこのリンクで滑れて、全日本と世界選手権につながればいいなと思います。今回の試合では自分がちょっと大丈夫かなと思っているジャンプの失敗が目立ってしまったので、次の試合ではそういう部分を改善できればいいかなと思います。そして五輪に向けてはこれから1つひとつ試合が行われるので、そこで自分の力を発揮して、1つの試合を自分の中で集中して、冷静に強い気持ちを持って臨みたいと思っています」
村上佳菜子「心がめげそうに。でも最後まで滑れた」
(今日の試合で良かったところと悪かったところは?)今回、良かったところはあまり見つからない。心がめげそうになりながら最後までちゃんと滑れたので、そこは唯一良かったところかなと思います。あとは、ジャンプのミスと、途中でつまづいてしまって、そこから崩れてしまったので、そういうことがあってもちゃんと立て直して、次にいけるようにしたいと思います。
(衣装について)パスカーレ先生に『シンプルに、ブルー』と言われて、日本で作りました。できるだけ(パスカーレ)先生が言うようにシンプルにつくったんですけど、スカートの部分が何枚も重なってグラデーションになっていたり、複雑になっていて、すごく好きです。
(この会場は全日本選手権も行われるが ?)ここでは初めて滑ったのですが、滑りにくいとかは無くて良かったんですが、暑すぎてすごくびっくりしました(笑)。演技をしている時に汗がたれたりしたことはこれまでなかったんですけど、今日は練習も本番も(汗が)タラーってなって、びっくりしました。
(五輪に出るためには何がこれから必要?)プログラムの中でジャンプを決めることが一番の課題なんですけど、練習していくうちにそれをクリアにして、もっと迫力だったり、アピールだったり、見ている人が鳥肌が立つような演技ができるようにしたいと思います」