真央「冷静に強い気持ちで」高橋「焦らず」
集大成のシーズン幕開け、ジャパンOP
高橋大輔、五輪出場への課題は「4回転の確率」
コスチュームに関しては、5曲をメドレーで使っているので、どの曲を使ってもどこかで合わない部分が出てくる。自分の中では、どの曲の邪魔にもならないように、ああいう衣装っぽくないものを目指して作りました。今後いろいろな意見があると思うので、変えるかもしれないし、変えないかもしれない。
(この会場では五輪代表選考会も行われるが)毎年ジャパンオープンはこの会場でやっています。毎回思うのは一番暑いリンクかなと。冬、この温度がどうなるのかなと思いますが、たぶん変わらないと思う。緊張感がある中でこの暑さはかなり体力が奪われるので、体力作りをしっかりやらないといけないですね。(リンクの)サイズは30メートル×60メートルになると聞いているので、もっとしんどいと思います(苦笑)。体力勝負かなと滑ってみて感じました。(五輪に出場するために何が必要か)すべてと言えばすべてですね。ほかの選手が4回転の確率を上げている中で、僕はその部分が弱い。そこが一番かなと。今回みたいにスピンで点数を取れなかったりすると、4回転ができたとしても元も子もない。細かい部分もそうですし、自分の中では4回転の確率が上がれば自信を持っていけると思うので、メンタルの部分では4回転の確率を上げていくことですね。それに加えてできることはきっちりとやっていくことが課題かなと。焦りすぎず、焦らなすぎず気持ちを持って日々を過ごすことが重要かなと思います」
小塚崇彦、点数の伸び悩みを反省「微調整をしないと」
(今日の試合で良かったところと悪かったところは?)体のキレとか体力とか、その辺りがちゃんと積み重ねてこられていることが確認できたのが良かったです。悪かったのは、ちょっとふらついたりとか、スピンも結構早く回れるようになっていたのに、エッジが引っかかって回りきれなかったりとか、そういう小さなミスが出てしまったところかなと思います。
(衣装について)デザイナーさんに、いつも曲と自分が滑っている映像を渡して、選んでもらっているのですが、気に入っています。いつもは米国で作っているんですけど、今年は日本で作りました。ちょっといつもとは違う感じになっています。
(この会場は全日本選手権も行われるが?)会場自体はここで行われますが、リンクの左右が去年より狭くなっていたりとか、会場の雰囲気も全日本選手権では変わると思うので、全く一緒というわけではないです。ただ、氷を作られる方も同じでしょうし、箱の大きさも変わらないので、そういう意味ではここでフリーを滑れたことは良かったです。
(五輪に出るためには何がこれから必要?)まずは安定と、もう1つは4回転です。自分の体のキレは良いにしろ、点数が伸び悩んだところは今回も課題として出てきたところなので、どうやったら点数を積み重ねていけるか、ということを考えながら練習することが大事かなと思います」
<了>